にじさんじ所属VTuber・が初ソロイベント『叶 1st Concert「午前0時の向こう側」』を開催!「5年の活動をひとつの物語として表現しました」

疾走感あふれる切ないEDM「ハルを追いかけて」に続いて、椅子に座ってのメロウなナンバー「水性のマーブル」を歌い終わると、パジャマ姿にミディアムヘアという初期デザインの叶が、メガネをかけて現れる。ボカロ曲のカバー「青色が怖くなったんだ」「晴天を穿つ」、そしてRADWIMPSの「大丈夫」では、どこまでも真っ直ぐで切ない歌声を聴かせた。再びポニーテール叶が登場し、「K/D Dance Hall」「Jam Jam」というダンスチューンで、ファンを魅了しているセクシーな巻き舌歌唱と、華麗なダンスを披露した。和ぬかのカバー曲「絶頂讃歌」でのスタイリッシュなパフォーマンスに続き、叶が作詞を手掛けた「惜別」を歌い上げたあとは、時の狭間に閉じ込められた叶が解き放たれる。そして、「君と僕が出会えたように、ささいな運命が歯車を回すかもしれない。さあ、君を連れて行こう。午前0時の向こう側へ」と囁き、本イベントのテーマソングでもある新曲「針音」が披露された。最後は「声を聴かせて」を熱唱し、叶は一度、ステージを後にした。

アンコールの拍手に導かれ、再びステージに現れた彼は、「ありがとね」と、観客にさりげない感謝を示し、オリジナルの新曲「No.9」「優しい人にならなければ」を歌い上げる。そして、MCでは「今回のライブは、自分自身との問いかけというか、僕も5年も活動していて、自分の中での変化があったりしたなかで、そういう気持ちをライブでひとつの物語として表現した、にじさんじでも初めての形式のコンサートになります。不思議な懐中時計を手に入れて始まった物語が、僕の中にいるいろんな僕や、僕を俯瞰して観察している僕とそれぞれ対話をしていくという形で展開させていただきました」と、本コンサートのコンセプトを語った。そして、8月30日リリースのシングル「How Much I Love You」からの先行配信曲「わたしのリンゴ」、そして「ブロードキャストパレード」のフルバージョンを披露。最後は客席に向かい、「愛してるぞ!」とメッセージを贈り、記念すべき1stコンサートは終演した。

文=中村実香

⒞ANYCOLOR, Inc.

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公演情報

叶 1st Concert「午前0時の向こう側」特設サイト
https://event.nijisanji.app/kanae_1stconcert/

叶|1st single「How Much I Love You」
https://shop.nijisanji.jp/s/niji/item/list?word=How+Much+I+Love+You

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