にじさんじ所属・葛葉が約2年振りのソロイベントで魅せる圧巻のパフォーマンス

MCでは、2年振りのソロイベントであることや客席から歓声が聞こえることへの喜びなどを語った葛葉。「気分が上がってきたんで次行っちゃう?」と3曲目に突入しようとすると、ステージ袖から剣持刀也、社築、イブラヒムの3人が登場。客席から大歓声が沸き上がると、葛葉は「今日一の声出してんじゃねーよ、お前等」と観客に毒づく場面も。「イベントバスターズ」「生まれもっての破壊者」と自称する剣持、社、イブラヒムから、「ステージを好きにできる権利」を賭けて3本勝負を挑まれた葛葉は、ゴージャスな衣装から「にじさんじフェス」のインディゴクラスTシャツに着替えて再登場。第一回戦は、葛葉と社が「クリスマス福笑い」で、にじさんじ公式マスコットキャラクターのゆがみんの福笑いを2分間の制限時間内に完成させるというもの。見事一勝した葛葉は続いて、イブラヒムと目隠ししながら一風変わったケーキを食べ、味を当てる「クリスマスケーキテイスティングゲーム」に挑戦。こちらは王族の舌を持つイブラヒムが勝利し、勝負は剣持との「障害物レース」へともつれ込む。グルグルバット、テニスボール運び、ソリ運び、パン食い競技の四つで競い合った結果、無事に葛葉が勝利。イベントバスターズをスタッフとして登場させての「テレキャスタービーボーイ」では、クラスTシャツから部屋着、バースデーイベント「Scarlet Invitation」やChroNoiRの衣装と次々と早着替え。最後は本イベントのキービジュアルにも使用された黒タートル&白シャツという新衣装でダンスを披露するという演出で会場を沸かせた。

普段着のジャージ姿に戻った後は、ゲストを招いてのパートへ突入。トップバッターとなる卯月コウと二人で「ウミユリ海底譚」「会心の一撃」で相性バツグンな歌声を聞かせ、ローレン・イロアスとは「Scarlet Invitation」での黒ベースの衣装に着替え、「オルターエゴ」と「パンダヒーロー」をクール&ワイルドにパフォーマンス。そして新衣装で不破湊と共に「閃光」を熱唱した。

ラストスパートでは、「フェイキング・オブ・コメディ」でステッキを使ったダンスを、「ローリンガール」ではハンドマイクで熱い歌声を披露。アンコールでは、2023年12月15日に自身のYouTubeチャンネルで発表したばかりの中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」のカバーをスタンドマイクでドラマチック&エモーショナルに歌い上げた。

最後に「みんなの声、聞けて良かったな、今日」と感慨深げにこぼした葛葉は、客席に手を振りながら「やっぱ、これですわ。やる前は億劫になったりもするんだけど、これ(ファンの熱い声援)があるから、ここにしかこれがないから来ちゃうよな」としみじみと、この日の感想を語った。そして、観客と記念ショットを撮影した後は笑顔で客席に手を振りながらステージを去り、約2年振りとなるソロイベントの幕を下ろした。

文=中村実香
©ANYCOLOR, Inc.

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