にじさんじ所属ジョー・力一が1st LIVE「カーニバル・リヴ」でファンに語った気持ち「皆さんも一生、このカーニバル・イヴにお付き合いいただければ幸いです」

続く「ジョン・ドゥ・パレード」は、歌詞に登場するクッキー缶の中から、ジョーの手が飛び出してくるという映像から、白いシャツに黒のパンツ、肩にはゴージャスなピンク&グリーンのマーブルカラーのコートというアーティストビジュアルに変化したジョーが、優雅なステッキダンスと共にドラマチックな歌声を聞かせる。カバー曲「フェイキング・オブ・コメディ」では、キャンディを思わせるピンクとエメラルドグリーンのステッキマイクを手に、腰のグラインドを交えた挑発的なダンスを披露した後は、この日初めてのMCがスタート。「30℃超えの気候の中、坂道の多い品川までよくぞお越しくださいました。皆さん、本当にありがとうございます」と紳士的なあいさつから、「そして服が違う! どう見たって!」と両腕を広げ、新衣装を改めてお披露目。そして、「デビュー当時から良くしてくださっている大事な友人の楽曲でございます。ここ品川という地でライブを行うと決まった瞬間に、最初にカバーしたいなと思ったのがこの曲でした」と告げてから、バーチャルyoutuber・あくまのゴートの「品川シーサイド」をミラーボールの光を浴びながら歌い上げた。

ジョーも所属するユニット・Rain Dropsの「ソワレ another rum ver.」、ミステリアスな楽曲の世界観を我が物にしていた「化け猫」、鳥かごの中でマリオネットダンスも披露した「Nightmare」、2023年に、サーカスの日となる10月26日に配信した3D SHOWCASEの冒頭でも披露し、その驚異の滑舌で「この難曲を生で歌唱できるなんて!」と視聴者の度肝を抜いた「FAKE LAND」とカバー曲を立て続けにパフォーマンス。その後のMCでは、グッズとして販売されていた楽器・カズーを観客と一緒に吹いたりと、ライブらしいやり取りを繰り広げた。

「コルロフォビア」「明転」といった1stミニアルバム収録のオリジナルソングなど、多彩な楽曲で観客を魅了したカーニバルも、そろそろお開きに。「皆さんにみせたいもの、理想に対して自分が一生懸命食らいついていきたいなという気持ちが経験を踏むにつれて、すごく増えてきました。すごく幸せで、すごくしんどくて。でも、多分やり続けたらまだなにかありそうだなって。多分、一生"カーニバル・イヴ"なんだろうなという風に思いました。なので皆さんも一生、この"カーニバル・イヴ"にお付き合いいただければ幸いです」と語ったジョーは、"来たるべき未来の前夜祭"という意味も込められた1stミニアルバムのタイトルを絡めた感謝の言葉をすべての観客に送った。そして最後はハッピーなメッセージソング「Stream Key」では、いくつものピンクの風船が場内を舞う中、観客とのシンガロングで締めくくった。

アンコールの声に応えて登場したジョーは、「アンコールありがとうございます。何を隠そうこのライブ、ここからが本番でございます!」と観客を煽り、サーカスがテーマの筋肉少女隊の楽曲「サンフランシスコ」を熱く激しくパフォーマンス。間奏部では「光が足りないですか。もっと光を浴びたいですか?だったら品川で浴びていけばいいじゃない。もっと光を!」と叫ぶと、ジョーのすべての指先からレーザービームが飛び出し、観客を貫いた。そして、最大のサプライズとして翌日6月15日の0:00にリリースの新曲「翻弄」を披露。最後は観客とのコール&レスポンスからなだれ込む「レイテストショーマン」(ライブアレンジver.)でこの日最高の盛り上がりを迎え、ジョー座長によるカーニバルは幕を下ろした。

文=中村実香

⒞ANYCOLOR, Inc.

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ジョー・力一 1st LIVE「カーニバル・リヴ」

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