2018年1月13日~4月1日、加山雄三が埼玉・大宮ソニックシティを皮切りに全国16都市をまわり、「加山雄三 祝!80歳 幸せだなぁ。若大将一夜限りの"全箇所"スペシャルライブ」を開催した。今ライブは各公演にビッグゲストが登場し、全公演異なる内容に。まさにタイトル通り、一夜限りのスペシャルなライブとなった。
ビッグゲストを公演日順に紹介すると、さだまさし、平原綾香、谷村新司、伊勢正三、五輪真弓、竹中直人、八代亜紀、石井竜也、森山良子、高見沢俊彦、横山剣、和田アキ子、鈴木雅之、前田亘輝、海援隊、南こうせつ。長年、芸能界で活躍して幅広い人脈をもち、人望の厚い加山ならではといえる、実に多彩な顔ぶれだ。
加山は1960年、23歳の時に三船敏郎の主演映画『男対男』でデビューして以降、若大将シリーズを含む多数の映画やテレビドラマに出演。翌年には歌手デビューを果たし、「君といつまでも」「お嫁においで」「海 その愛」など多数のヒット曲をもつ。
若い人はこれらの曲を知らなくとも、加山雄三作曲・谷村新司作詞の「サライ」は耳にしたことがあり、口ずさめるという人が多いのではないだろうか。加山は映画デビュー後、シンガーソングライターとしても確固たる地位を確立したが、初めて作曲を手掛けたのは、ピアノを習い始めた年の14歳の時というから驚きだ。
若かりし頃から才能を惜しみなく発揮し、多数の曲を世に発表してきた加山。そんな加山にスポットを当てた「加山雄三のすべて」(BSスカパー!で放送)では、1月27日にBunkamuraオーチャードホールにて行なわれた東京公演の模様を中心に紹介する。ゲストは前述の名曲「サライ」を手掛けた名コンビ・谷村新司だ。
また、モンゴル800のキヨサクがコンサート最終日の沖縄公演を訪問。キヨサクは加山を中心に結成されたロックバンド・THE King ALL STARSに参加している、世代を超えた音楽仲間の一人だ。そんなキヨサクの視点から、加山の音楽活動とその魅力に迫る。
音楽を愛し、心から楽しんでいる加山の姿に、同年代の人は元気や勇気をもらえるだろう。若者たちやミドル世代の人も、衰えを知らないパワフルな歌声から刺激をもらえるに違いない。この機会に、ぜひ加山の音楽に触れてほしいものだ。
文=河野貴子
放送情報
加山雄三のすべて
放送日時:2018年6月2日(土)21:00~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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