乃紫「現場でうまれるシナジーが楽しみ」2nd ONE MAN LIVEへの意気込みやこだわりについて語る

――ご自身の創作意欲や、表現に対する意欲はどういうところからきているのでしょうか

「日記をつけているような感じです。20代のうちにしか撮れない映像や書けない曲があって、20代後半、30代前半になると、それも変わっていくと思います。『今しかできない、今早く作っちゃいたい』というように日記をつけている感じで、それがエネルギーになっています」

――誰かに見せるということではなく、自分の記録のような?

「半々ですね。私は、小さい時から音楽やっていたりアーティストとして育てられたりというわけではなく、20歳を超えてから音楽を始めて。それまではみんなと同じ感覚を持って生活してきたので、一般の方の価値観とずれてないと思いますし、Z世代の子そのまんまだと思うんです。たぶん、私が言うことにみんなも共感してくれると思うので、そういう作品を届けられたらと思っています」

――等身大の感情が描かれつつも、その表現の仕方が"全方向美少女"...などとてもユニークでキャッチーさを感じます。普段、どのように歌詞作りのヒントを得られているのですか?

「喋っている時に良い表現だなと思ったらメモしています。最近だとYouTubeのコメント欄のなかにX(旧:Twitter)でバズる文章のような、うまいコメントも多くて、興味を持って見ています」

――確かに、文章は短いけどキャッチーで刺さる言葉というのはありますよね

「Xのポストを見るときには、まずいいねの数を見るのですが、文章が短いことが大前提だと思っているので長い文章だと伸びていても読まないですね...。最近だと、例えば『今日はデートなのでアイラインを2mひきました』というポストがバズっていたのですが、その文章だけでいろんな想像ができるじゃないですか。最近付き合ったのかなとか、恋愛に目覚めて頑張っているのかな、かわいいな、みたいな。そういうのが優れたポストだなと思いますね」

――その部分だけでも歌詞にできそうですね

「うまいですよね」

――この前乃紫さんがポストされていた"令和歌謡"という言葉も、短い言葉ながらもついつい目に留めていました

「最近"令和歌謡"という新しい概念で言われることが多くて。これまでは、昭和歌謡はあまり聞いてこなかったのですが、自分が作る曲と歌謡曲には似ている部分があるなと思っていて、新しいものを作るときに参考にしています」

――今後挑戦してみたいことはありますか?

「ライブの箱を大きくして地方にも行って、人を集められたらいいなと思っています。ライブの場数を踏んでいきたいですね。自分の中でデータを取って、どんどんいいライブにしていきたいです」

――クリエイターでもあり、プロデューサーでもあるんですね。改めてワンマンライブで注目してほしいポイントを教えてください

「『全方向美少女』が出る前の初期のころから応援してくれた方が見にきてくださったり、1stワンマンに来てくれた方が2ndワンマンも見に来てくださったり、ということが多いと思います。1stワンマンのときは、まだ黒髪で顔もみんなに知られていないなか、いつも聴いていた曲がライブで聴くとこうなるんだ、というようなライブだったと思いますが、その音楽体験をさらにレベルアップさせたのが2ndワンマンになります。『半年あったらここまで変わる』というのを見せたいので、半年間の成長や力の入れ具合を見てほしいです。乃紫というアーティストの可能性を感じてもらえたら嬉しいです」

文=HOMINIS編集部

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公演情報

乃紫2nd ONE MAN LIVE

東京公演
公演日:2024年11月9日(土)
会場:東京都Zepp Shinjuku

大阪公演
公演日:2024年11月17日(日)
会場:大阪府 Yogibo META VALLEY

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