
そこへ畳みかけるように、MyGO!!!!!とAve Mujicaの前身バンドでもあるCRYCHICのメンバーのエピソードが紗幕に映し出され、それぞれが通っていた中学校の制服姿の燈、祥子、睦、そよ、立希の5人がステージに登場。「人間になりたいうた」を披露した後は、CRYCHICとして初のMCがスタート。緊張し、言葉がなかなか出てこない燈が祥子を頼るといった、CRYCHICのメンバーでしか観ることのできないやり取りが展開した。そして、彼女たちにとって特別な楽曲「春日影」をCRYCHICとして初パフォーマンスすると、会場からは大きな拍手が沸いた。

そして、再びステージに現れたMyGO!!!!!も「春日影(MyGO!!!!! ver.)」を演奏。楽奈の浮遊感あふれるギターによって、より壮大なロッカバラードへと進化した名曲のリズムに合わせて、色とりどりのペンライトが美しく揺らめいていた。
雨上がりの土の匂いでもある「Geosmin(ジェオスミン)」をタイトルに掲げたDAY 2。この日は、アニメのストーリーに沿った演出のもと、前日と登場順を入れ替えてのステージとなった。

TVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」#7の映像のあとにスタートしたCRYCHICのパートでは、白で統一された衣装に身を包んだメンバーが、リニューアルした歌詞の「人間になりたいうたⅡ」と「春日影」を披露すると、それまで雨音に彩られていたポエトリーリーディング映像が、陽の光と鳥のさえずりへと変化を遂げる。そして、#12が紗幕に映し出され、祥子の「わたくしが神になります」「わたくしを誰だと思ってますの? Ave Mujicaのオブリビオニス――、豊川祥子ですわ」の名セリフでは、会場が歓喜の声で埋め尽くされた。
2日間を締めくくるのは、各メンバーからのあいさつ。Ave Mujicaのドロリス役・佐々木は、ときどき涙で声を詰まらせながらも笑顔で「これからも初音、初華と共に歌い続けます。これからもずっとずっと一緒に歩んで欲しいです」と語り、MyGO!!!!!・燈役の羊宮は「これからも私たち、一生懸命進んで行きます。皆さん、ついてきてくださいますか! わかれ道のその先でも、またお会いしましょう」という言葉で客席に感謝を届け、奇跡のステージに幕を下ろした。
文=中村実香
©BanG Dream! Project
ライブ情報
公演名:MyGO!!!!!×Ave Mujica 合同ライブ「わかれ道の、その先へ」
日程 :DAY1 : Petrichor 2025年4月26日(土) 開場16:30/開演18:00
DAY2 : Geosmin 2025年4月27日(日) 開場15:00/開演16:30
会場 :Kアリーナ横浜
出演 :MyGO!!!!!(羊宮妃那、立石凛、青木陽菜、小日向美香、林鼓子)
Ave Mujica(佐々木李子、渡瀬結月、岡田夢以、米澤茜、高尾奏音)
CRYCHIC(羊宮妃那、渡瀬結月、小日向美香、林鼓子、高尾奏音)
sumimi(反田葉月、佐々木李子)
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