
白上フブキとのハッピータイムを終えた後のMCで、大神ミオは2ndアルバム「My Sparkle」のテーマが「旅」であることを説明。「旅に出たときに聴いてもらえるような、癒やしになる曲を詰め込んでみました。その中でも特に癒される3曲」として、「小心旅行」「夏宿り」「little pack」の3曲を続けて披露した。

癒やしをテーマにした3曲を落ち着いたトーンで歌い終えた後、ステージ上には再びゲストが登場。さくらみこ、大空スバルの2人とともに歌う賑やかなお祭りソング「ハッピー☆フィーバー!ホロライブ」「光になれ!」で、会場をさらに盛り上げていく。この2曲は2022年と2023年の配信企画「ホロライブ運動会」のために用意した楽曲で、2曲とも作詞・作曲を大神ミオが担当。グループ全体の大型企画の実行委員会として苦楽をともにした3人が、今回のステージでもとびきりのチームワークを見せてくれた。さらに、白上フブキもステージ上に舞い戻り、2ndアルバムに収録された「ドッタバッタ珍道中!」を4人で披露。歌詞の中で描かれている情景は、4人でいっしょに旅行に出かけた時の思い出がモチーフとなっている。曲の冒頭、今回のライブだけの演出として、ピアノの音色とともにセピア色の映像がスクリーンに映し出された。コミカルなテイストの楽曲なのだが、どこかエモい味わいを感じさせる印象的な演出だ。楽曲が始まると、4人は息ピッタリの振り付けで観客を楽しませてくれた。

仲間たちとのステージの後、少しの静寂を挟んで会場の雰囲気が一変。2ndアルバムから「けものへんの女」、1stアルバムから「夜光通信」「Sirius」を選曲し、伸びやかで艶やか、そして強い意志を感じさせる歌声を大神ミオは会場に響かせる。「Sirius」を歌う前のMCでは、「本当に夢みたいな時間で終わりにしたくないなって思うんですけど、あっという間だったね」「本当に終わりたくない。このMCも永遠に続けていたいけれども」と今の素直な気持ちを告白した。ライブ本編のラストは2ndアルバムのラストに収められている「セツナライト・スパークル」。曲の最後はステージ上を端から端まで走り回りながら、ファンたちに向かって「最高のソロライブだったよー!」「みんなの応援キラキラしてたよー!」「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えていた。

アンコールは、ホロライブのグループ全体を象徴する曲としてファンに親しまれている「Shiny Smily Story」と、1stアルバム収録の「君と星の夜に」の2曲。アイドルらしさ全開の「Shiny Smily Story」では弾けた笑顔でポジティブなオーラを会場に振りまいた。「Shiny Smily Story」を歌い終えると、大神ミオは"ミオファ"の愛称で呼ばれる自身のファンのために書いたメッセージを朗読。ソロライブを準備しながら感じていた不安や葛藤、その不安を打ち消してくれたミオファの支え、夢だったソロライブが実現した喜びなどを、自分の言葉で語りかけた。また、自分の声を"直接"届けたいという思いから、マイクを通さない肉声で「ありがとう!」と叫ぶ場面もあった。最後の曲「君と星の夜に」は大神ミオが作詞・作曲を手掛けた楽曲(作詞は真崎エリカ、作曲は脇眞富と共作)。途中、感極まったのか声を震わせる瞬間もあったが、2時間超にわたるステージを大神ミオは走り抜いた。穏やかで柔らかく、楽しく、時に力強い。そんな彼女の魅力がたっぷりと味わえる時間だった。

なお、大神ミオが1stソロライブ「Our Sparkle」は、10⽉10⽇(金)23:59までアーカイブ配信を実施する。
取材・文=editaholic
ライブ情報
大神ミオ 1st Live.「Our Sparkle」
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