――"修業期間中"のことも聞かせてください。ソロとして活動する中で見えてきたこと、レベルアップしたことはありますか?
「ライブパフォーマンスです。盛り上げ方だったり、自分がどうやってこの曲を約4分間で見せたいのかっていうのは、主にステージを使うのが私という状況の中で、意識がさらに深まったなと感じています。チコハニバンドメンバーも私をきっかけに、俺も頑張ろうって思ってくれたみたいで。帰ってきてレベルアップした"チコハニ"をみんなに届けれるんじゃないかなと思っています」
――"修業期間"はどのくらいか、決めていたのでしょうか?
「明確に決めていたわけではないです。ただ、たくさんシングルもアルバムも出させていただいて、初めてソロでワンマンをして、ツアーをして...この2年間の中で、楽曲制作だったり、自分が向けるべき意識、"チコハニ"でやりたいこととソロでやりたいことがうまく整頓できたので、今だったら戻っても"うまく還元できる"と思えるようになって。自分が想像していた修業をクリアできたのではないか、と準備できた感じです。」
――プライベートで変化したことはありますか?
「"歌ってみた"を自分の家で録音して、撮影してみたりしたことは、すごく自分の中で大きなチャレンジだったかなと思います。動画編集ってこんなに大変だったんだって思いましたし、どうやってマイクを置いたらいいのか、もともとある世界観をCHiCOが歌うとこうなりますというのを見せるにはどうしていけばいいんだろうと悩んだりして、勉強になりました。
あとは、仕事のことにはなっちゃうんですけど、リリースイベントをショッピングモールなどで開催したのも貴重な経験でした。こういう工夫をすれば、"チコハニ"でもリリースイベントができるぞ、みたいなイメージも湧いて。考え方が柔軟になったんです」
――リリースイベントとライブだとお気持ちは違うものでしょうか?
「全然違います。やはりファンの人や"CHiCOを知っているよ"という人以外の方、普通にお買い物をしている人たちもいらっしゃるので、興味を持って足を止めてもらおうっていう思考になるんです。だからいつもよりも身振り手振りが大きくなったりして、よそ行きモードになりますね。実際、偶然居合わせた海外の方もCDを買ってくれたりして。私、英語ができないので『テンキュー!テンキュー!』と必死に感謝を伝えました」
――最後に、今後注目して欲しいポイントを教えてください
「ソロ活動中に、いろんなクリエイターの人たちと一緒に音楽制作をしてみて、自分にはこういう意識が足りなかったなとか、もっと自分の思っていることを発信して、相談して、一緒に作っていかなきゃっていうような、音楽に対する向き合い方っていうのを学んだ2年間でした。なので、歌もステージパフォーマンスも、SNSの発信の仕方も含めて、音楽に関わるすべてのコンテンツに、もっと目を向けて"チコハニ"を届けていきたいなという気持ちが今は強くて。ぜひみなさんと一緒に頑張っていきたいなと思います!」
取材・文・撮影=於ありさ
リリース情報
CHiCO with HoneyWorks
19th Single『くすぐったい。』
20th Single『戦場の華』
発売日:2025年10月29日(水)
詳しくは
こちら

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