東方神起がツアーファイナルで体現した15年分の感謝。

「もっともっと盛り上がっていきましょうか!」と、ライブ後半は「B.U.T(BE-AU-TY)」「Hide&Seek」とアッパーソングを畳みかけ、全てのステージを縦横無尽に移動しながら「Easy Mind」「Hot Hot Hot」「大好きだった」とカラフルなポップナンバーのメドレーで熱狂させ、ラストは激しく重厚なダンスナンバーの「Guilty」、ギターリフからユンホの「いくぜ!」の合図で「Why?【Keep your head down】」が始まった瞬間は、鳥肌が立つほどのインパクト。ユンホの高速ラップとチャンミンのハイトーンボイスで会場中を支配、堂々の風格を放つダンスパフォーマンスで本編を締めくくった。

アンコールでは、フロートに乗り込んで日本デビュー曲にして13年ぶりに披露された「Stay With Me Tonight」をはじめ、「Trigger」「Survivor」「Choosey Lover」「Summer Dream」をメドレーで届けて場内を一周。狭いフロート上でもダンサーたちとともに華麗なダンスを織り交ぜながら歌ってしまう2人の姿に今更ながら改めて驚かされた。

「ほんま楽しいや!」と大阪弁で伝えたチャンミンは「ライブに来た皆さんが幸せそうな顔をしていて、この2人がやっていることで誰かを幸せにすることが出来る仕事をさせてもらってるんだなって、皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

「Somebody To Love」に続いたオーラスは、2人の思いが込められた「Pay it forward」。観客たちとの<Just a little bit>のシンガロング、そして<明日がもっとしあわせになるように>と彼らに関わる全ての人に向けて温かく届けた"恩送り"の歌。

ユンホは「僕たちが前を向いて足跡を作り、その足跡はやがて道になる。皆さんと一緒に道を作っていきたい。大きなプレゼントをしてくれてありがとうございました」と、チャンミンは「夢を持っていない男だったけど、あるライブで皆さんの笑っている顔を見て、僕も幸せな気持ちになっているなと感じて、2人のステージが皆さんの夢を実現させる協力者になるというのが僕の夢になった。夢の種をまいてくれた皆さんに心から感謝しています」と改めて感謝の思いを言葉にして深く一礼。4月の再会を願い「じゃあね!」とステージを後にした。

この15年間、常に真摯なステージを見せて支持を獲得してきた東方神起。鳴りやまない東方神起コールと赤一色に染まった会場を眺めながら、15周年を迎えた今もなおシーンのトップランナーとして絶大な存在感を放っている理由を痛感した。まだまだ進化を遂げそうな予感。東方神起がこれから描く新しい景色を今後も見たいと強く思わせたツアーファイナルだった。

文=高橋公子

この記事の全ての画像を見る

イベント情報

『東方神起 Special Event in OKINAWA powered by スカパー!』
日時:2020年4月4日(土) 開場16:00/開演17:00
日時:2020年4月5日(日) 開場16:00/開演17:00
公演会場:沖縄コンベンションセンター 展示棟

『東方神起 LIVE TOUR ~XV~』追加公演
日時:2020年4月25日(土) 開場16:00/開演18:00
日時:2020年4月26日(日) 開場16:00/開演18:00
開催会場:東京ドーム

東方神起 15th Anniversary Event
日時:2020年4月27日(月)
【昼公演】開場12:00/開演14:00
【夜公演】開場17:00/開演19:00
開催会場:東京ドーム

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物