新体制となったM!LK 歌手、俳優として輝く5人の現在地

2014年に結成されたボーカルダンスユニット「M!LK(ミルク)」。スターダストプロモーションの若手アーティスト集団「EBiDAN」から派生したグループで、その名前には"何色にも染まることの出来る存在に"という思いが込められている。

■3rdシングル以降8作連続トップ5入り

2015年3月にシングル「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。みずみずしいダンス、そしてメッセージ性の強い等身大のリアルな心情を歌い、リリースごとにファンの数を増やしていった。2016年3月にリリースした3rdシングル「新学期アラカルト」がオリコンの週間ランキング4位を獲得し、2019年11月発売の10thシングル「ERA」まで8作連続トップ5入り。安定した人気を誇るが、まだまだファン層は拡大中。

今年の1月31日に板垣瑞生(担当カラー:ストラクチャルブラック)と宮世琉弥(ロイヤルパープル)が卒業し、現在は佐野勇斗(ピーチヒップピンク岡崎)、塩﨑太智(サファイアブルー)、曽野舜太(ハッピーレッド)、山中柔太朗(クリスタルホワイト)、吉田仁人(きらめきイエロー)の5人編成となっている。

■アルバム「Juvenilizm-青春主義-」をリリース

3月11日、新体制になってから初めてのアルバム「Juvenilizm-青春主義-」がリリースされた。インストナンバー「Theme of Juvenilizm-青春主義-」で始まるこの作品は、10年後の自分に問いかけるように歌う「Winding Road」や"まだ大丈夫だよ"と背中を押してくれるポジティブな「晴れのち曇り時々虹」、"僕らなら新しい時代を作れる"と力強く宣言する「ERA」など、M!LKらしいメッセージがどの曲にも込められている。途中何か所かBGMをバックにしたセリフが挟まれていて、オープニングから最後の「君がくれた宝物ならココにある」までが1つの大きな物語を形づくっている。

思春期の葛藤、出会いと別れなど、いろんな感情が垣間見える本作はコンセプチュアルな構成になっていて、実際にこのアルバムの収録楽曲をモチーフにしたショートフィルム作品が制作され、3月7日から15日までの期間で劇場公開された。主演はもちろんM!LKのメンバー。佐野は新人美容師、吉田は就活生、山中はフリーター、曽野は配達員、塩﨑は俳優見習いの男子を演じた。現在放送中のドラマ「FAKE MOTION -卓球の王将-」に佐野と山中が出演しているが、音楽活動の他にメンバーたちは俳優としてドラマや映画でも活躍しているので、ショートフィルムも見ごたえのある作品になっている。

本来なら4月から5月上旬にかけて、アルバムを引っ提げての全国ツアーが予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となってしまった。しかし、5月26日にMUSIC ON! TV(エムオン!)ではM!LKの特別番組「Growing days of M!LK 『Juvenilizm-青春主義-』」の放送が決定。さまざまな経験を経て、メンバー同士の絆も深まった5人の勇姿を見て楽しみたい。

文=田中隆信

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放送情報

Growing days of M!LK 「Juvenilizm-青春主義-」
放送日時:2020年5月26日(火)23:00~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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