Dragon Ashが21世紀初期にNKホールで見せた伝説的ライブ!

ヒップホップ、ヘビィロック、ラテンなどを融合させた刺激的なミクスチャー・サウンドと、深いメッセージを込めたリリック。さらに、フロントマンのKjがもつ強烈なカリスマ性で、1997年のデビューから20年以上経った現在も、音楽シーンのなかで圧倒的な存在感を放ち続けているDragon Ash。

昨年、約2年ぶりの新曲「FLY OVER」を発表、今年2月には全楽曲のストリーミング配信がスタートし、そのキャリアに改めて注目が集まっている。

1997年にミニアルバム「The day dragged on」でメジャーデビュー。90年代後半の海外の音楽シーンとリンクした音楽性、ハイブリッドなバンドサウンド、そして、当時の若者の状況(バブル崩壊後、まったく先が見えない社会のなかで不安を抱えていた)を反映した歌詞によって徐々に支持を集めたDragon Ashは、99年リリースのシングル「Let yourself go,Let my self go」のヒットによりブレイク。その後も「Grateful Days」「I LOVE HIP HOP」とヒット曲を次々と放ち、同年7月に発表された3rdアルバム「Viva La Revolution」が200万枚のセールスを記録し、日本の音楽シーンの頂点に立った。2001年には4thアルバム「LILY OF DA VALLEY」をリリース。「Deep Impact feat.Rappagariya」「静かな日々の階段を」を含む本作で"ロック×ヒップホップ"というスタイルをさらに突き詰め、音楽的な評価をさらに高めた。ラッパーや女性シンガーとのコラボレーションも積極的に行った彼らは、00年代の音楽の在り方を決定づけたと言っていい。

8月22日にフジテレビNEXTで放送される「Dragon Ash Live Archives 01→02」は、この時期のDragon Ashのステージを臨場感溢れた映像で再構成したプログラムだ。2001年5月、2002年11月の東京ベイNKホールで開かれた2公演を基にした編集版で、未公開映像も含まれるという。アルバム「Viva La Revolution」「LILY OF DA VALLEY」を中心としたセットリストは初期のDragon Ashの集大成であり、20年近く経った現在でも、その刺激はまったく変わっていない。当時から彼らの音楽を聴いていたファンはもちろん、10代、20代の音楽ファンにとってもきわめて斬新な"ライブ体験"となるはずだ。

文=森朋之

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放送情報

Dragon Ash Live Archives 01→02
放送日時:2020年8月22日(土)22:00~
チャンネル:フジテレビNEXT ライブ・プレミアム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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