森高千里がテレビの視聴スタイルを語る「海外ドラマの刑事モノや捜査モノが好きです」

80年代後半から女優・歌手として活躍し、現在も歌手活動を行い、音楽番組の司会も務めている森高千里さん。テレビをどのように楽しんでいるのか、好きなジャンルや番組を挙げてもらい、森高さん流の視聴スタイルを聞いた。

結婚した頃('99年)に「映画やドラマをもっと見たい」という理由から、CSチャンネルに加入した森高千里さん。テレビを見ること自体は10代から好きだったそう。

「熊本から東京に出てきて一人暮らしを始めた頃から、朝起きたらテレビをつけて、帰ってきた時もすぐにテレビをつけてましたね。一人暮らしだと音がないと寂しい感じがして、テレビから笑い声が聞こえてくるだけで安心感がありました。今でもテレビは大好きでよく見ています。子供を送り出した後に見たり、丸一日家にいる時はそれこそつけっ放しに(笑)。テレビを見る部屋にソファはあるんですけど、心地よくて寝落ちしちゃうことが多いので床に座って見ています。お茶とかを用意して『さぁ、見るぞ！』って」

加入してから約20年。視聴スタイルやチャンネルの好みの変化は？

「子供が小さかった頃はディズニー・チャンネルを家族で見ていました。大きくなると一緒に見ることは少なくなりましたけど、ステイホーム期間は子供も家にいる時間が長かったので、久しぶりに一緒に見て楽しめました。音楽番組も見ています。以前は『他の人はどういうMVを作ってるのかな？』って思いながら見ていたんですけど、最近のMVは映像技術もすごいですし、一般の人と同じように楽しみながら見てるほうが多いですね。でも、音楽番組の司会をさせていただいているので、子供に『これ、いいよ』と教えてもらったバンドやアーティストらを意識して見たりしてます」

視聴する中でも、特にハマっているのは海外ドラマとのこと。

「海外ドラマは、友達や知り合いから『面白いよ』って教えてもらって見始めることが多いんですけど、一番ハマっているのは『HAWAII FIVE-0』です。刑事モノや捜査モノが好きで、 1話完結なので毎回見終わった時にスッキリします。10年ぐらい続いている人気シリーズで、人間関係もいろいろ描かれているので、登場人物が入れ替わったりするのも面白いですね。『グレイズ・アナトミー』も同じ理由です。医療ドラマが好きですけど、この作品は人間関係を描いている部分が濃いんです」

森高さんは、'19年の全国ツアーの思い出と記録を納めたフォトエッセイ『森高千里「この街」が大好きよ』を'20年9月に発売。旅番組からも影響を受けたそう。

「日本でも海外でも、いろんな土地を紹介する旅番組もよく見ます。行ったことのない街に行った気になれますし(笑)、自分もツアーでいろんな所に行ったりするので『こういう感じで街歩きができるな』って、参考になりますね」

■森高千里さんのお気に入り番組

「大人のヨーロッパ街歩き」傑作選(旅チャンネル)

「ヨーロッパは行ったことのある国が少ないんですけど、行きたい所はたくさんあります。キレイな街並みとかが紹介されていると、食い入るように画面を見ちゃいます(笑)」

最終話カウントダウン！ HAWAII FIVE-0 （シーズン8～10）一挙放送(AXN 海外ドラマ)

「謎解き作品や刑事ドラマが好きなのに加えて、このドラマは私も行ったことのあるハワイが舞台ということで『あ、ここ知ってる！』っていう違った楽しみ方もできるんです」

もりたか・ちさと●'69年 4月11日生まれ、熊本県出身。'86年、「第1回ポカリスエット・イメージガールコンテスト」でグランプリを受賞。'87年に歌手デビュー。「17歳」「私がオバさんになっても」「渡良瀬橋」「雨」など、ヒット曲多数。'20年12/29(火)に配信ライブが決定。詳しくはオフィシャルサイトへ。

撮影＝大川晋児　取材・文＝田中隆信
スタイリング＝宇賀愛　衣装協力＝THE KEIJI(トップス、パンツ)

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