50周年を迎えた堀内孝雄がこれまでのアーティスト活動を振り返る!「50周年については、まだ自分でも信じられないですね」

1972年にアリスのメンバーとしてデビューした堀内孝雄さん。今年デビュー50周年を迎え、6月にはベスト盤『堀内孝雄50周年ベストアルバム〜愛しき日々〜』を発売。そこには半世紀にわたる活動の軌跡が凝縮されている。

「50周年については、まだ自分でも信じられないですね。気付いたら50年だったという感じです。アリスのメンバーや、ソロになってからは作詞家の方など、いろんな出会いがあったおかげで迎えられたんだなって思っています」

今年、デビュー50周年を迎えた堀内孝雄
今年、デビュー50周年を迎えた堀内孝雄


長く続ける秘訣を聞いてみると...。

「若い頃はカッコつけて無理した内容も歌ったりしましたけど(笑)、基本的にはブレずにずっと自分の年齢に合ったものを歌ってきました。作詞家の方にも『等身大を描いてほしい』とお願いしてきましたから。阿久悠さんや岩谷時子さん、小椋佳さん、荒木とよひささん...僕は作曲をしますけど歌詞は書けないので、作詞家の方にお会いするのも大切な仕事です」
 
アリスの後、ソロでは演歌、歌謡曲など、音楽の幅を広げていった。

「元々、歌との出合いは三橋美智也さんでした。おばあちゃんが三橋さんを好きだったので、いつも耳元で歌ってあげていたんです。『あんた、歌うまいわ。大きなったら歌手やな』って言ってくれて、三つ子の魂百までじゃないですけど、それをずっと覚えていましたし、小さい頃から音楽が好きでした。中学の時にビートルズを聴いて衝撃を受けて洋楽も聴くようになりましたし、民謡から洋楽まで、僕には垣根はありません」
 
そういう素養はありながらも、演歌を歌い始めた時は周囲も驚いたという。

「『はぐれ刑事純情派』の主題歌の依頼があって、番組スタッフの方から『演歌を歌うかもしれないよ』と言われて、『やるやる! 歌いたい』って返事したんです。でも、南こうせつに『無理してるんでしょう?』って言われたり、チンペイさん(谷村新司)も『無理するとストレスたまるよ』って言うから、『してないです! 演歌大好きだから』って答えて。最初はそんな反応でしたが、やり続けたら分かってもらえました。そういう意味でも、やり続けることは大事だなって思いますね」

「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」では前後編の2回にわたって出演が決定。

「宮本さんとは長い付き合いで、人柄が真面目すぎるところはありますけど、物腰柔らかくてすごくしゃべりやすいんです。50周年を振り返っているので、楽しみにしていただければと思います」

ほりうち・たかお●1949年10月27日生まれ、大阪府出身。1972年にアリスとしてデビュー。アリス時代からソロ活動も行う。今年6月、ベスト盤『堀内孝雄50周年ベストアルバム~愛しき日々~』をリリース。

取材・文=田中隆信

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放送情報

宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~

放送日時:2022年9月9日(金)18:00~

チャンネル:歌謡ポップスチャンネル

※放送スケジュールは変更になる場合があります

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