生粋のエンターテイナー、及川光博。"ミッチー"の愛称で幅広い層から支持されているライブの模様が10/1(土)に放送される。そのステージの魅力について2006年のツアーから参加しているギタリスト・あらケンさんに聞いた。
■誰もが踊って楽しめる一体感のあるステージ
「相棒」や「半沢直樹」といった人気ドラマに出演し、唯一無二の存在感を放つ"ミッチー"こと及川光博。ミュージシャンと石手の地位も確立し、毎年多くのライブを行っている。約15年間、及川のライブのサポートをしているあらケンさんは、ステージ上でのミッチーについてこう語った。
「ミッチーさんの音楽はファンクやロック、ポップスとジャンルが幅広く、すごくこだわりを感じますね。一方でライブでは細かなジャンルなどではなく"エンターテインメント"ということをすごく意識されています。"会場に来られた方全員を楽しませるだ!"という気持ちでステージに立っていて、2階席、3階席があれば、『2階ベイベー!3階席ベイベー!』と声がけをして、会場全体の一体感を作っていますね」
毎回コンセプトを変えつつも、軸となる部分にブレがない。
「僕が最初に参加したツアーでビックリしたのは、お客さんがほぼ全員踊っていたことです。2階席、3階席の後ろの方までみんな踊っていて衝撃的でした。でもこれがミッチーの理想とするスタイルだとすぐに分かりました。僕はステージでの演奏の他に、作曲でも少し参加させてもらっていますが、ミッチーさんから求められるのは"ライブで踊れる楽曲"なんです。ジャンルやテンポは関係なく、お客さんと一緒に踊るというテーマを持っていて、その気持ちを楽曲に反映させることは僕が加入した時から変わってないですし、僕が加入する以前から貫いてこられたものです」
ファンがどんなステージを求めているのか。そして自身がどう見せたいのか。セルフプロデュース力の高い及川だからこそ、エンターテインメント性の高いステージを築くことができる。
「ステージセット、照明や演出、衣装まで、こだわりを持ってプロデュースされているので、誰が見ても楽しめます」
今年も4月にニューアルバム『気まぐれサーカス』をリリースし、その直後からツアー「GROOVE CIRCUS」を開催。そのファイナルの模様が10/1(土)に放送される。
今回のコンセプトは"サーカス"。最新アルバムはジャンルが偏ってないというか、いろいろなタイプの楽曲が入っていて、すごくカラフルです。なので、いつもはステージでは色を統一させてきましたが、サーカスっぽくしたいということで、メンバーの衣装もあえて統一せず、ピエロがいたり、ライオンがいたり、象がいたり、猛獣使いがいたり、とてもにぎやかです。コロナ禍でお客さんは声を出せませんが、グッズの光るタンバリンで意思疎通を図るなど、いましたできないライブを見たことがないという方もぜひ放送を観て楽しんでください」
取材・文=田中隆信
放送情報
及川光博 ワンマンショーツアー2022 『CIRCUS GROOVE』
放送日時:2022年10月1日(土)22:00~
チャンネル:フジテレビTWO
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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