「ハリー・ポッター」とのつながりとは?ニュートやダンブルドアの活躍を描く、エディ・レッドメイン主演の映画「ファンタビ」の世界の楽しみ方

シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュートの活躍を描く「ファンタビ」シリーズの見どころを紹介(『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)
シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュートの活躍を描く「ファンタビ」シリーズの見どころを紹介(『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)

「ハリー・ポッター」シリーズの前日譚となる「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。第3弾となる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022年)のWOWOWでの初放送にあわせて、第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)と第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年)も一挙放送されることに。これまでに公開された3作を通して観られるチャンスなだけに、シリーズをざっくりおさらいし、『~ダンブルドアの秘密』の見どころを紹介したい。

小枝のような姿をしたボウトラックルという魔法動物で、鍵を開けることが得意なニュートの相棒、ピケット(『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)
小枝のような姿をしたボウトラックルという魔法動物で、鍵を開けることが得意なニュートの相棒、ピケット(『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』)

(c) 2022 WBEI Publishing Rights (c) J.K.R.TM WBEI

■魔法動物を愛する変わり者の魔法使い、ニュート・スキャマンダーの戦いと冒険

あらすじや各作品における敵対関係は、めいめいググれば大量に出てくるので割愛するとして、楽しむためのポイントをピックアップ。まずは第1作『~魔法使いの旅』から。一言で言うならば、この作品はシリーズの主人公、ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)の紹介映画だが、ちょっとした豆知識があると印象がグッと変わる。

本名はニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダーだが、劇中では「ニュート」と呼ばれている。ホグワーツ魔法魔術学校では魔法動物に関する深い知識で優秀だったが変わり者とされ、リタ・レストレンジ(ゾーイ・クラヴィッツ)とだけ仲良しに。そんな彼が一度、退学処分を受けた事件があり、彼の潔白をプッシュしたのが、当時の「闇の魔術に対する防衛術」教授で、「ハリー・ポッター」の時代ではホグワーツの校長となるダンブルドア(ジュード・ロウ)。ダンブルドアはニュートの才能と人柄に惚れ込み、彼に目をかけていた。この前提を知っておけば、この作品を数倍楽しめる。

ホグワーツ魔法魔術学校の出身で特に魔法動物に関する知識と愛情が深いニュート(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)
ホグワーツ魔法魔術学校の出身で特に魔法動物に関する知識と愛情が深いニュート(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)

(c) 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c) JKR

というのも、ニュートのこの出自はそれほど厚く描かれないまま、第1作の幕が開けるからだ。第2作以降でこのプロットが回想劇などで描かれるのだが、最初からちょっとだけ頭に入れておくと、その後のニュートの活躍や「ハリー・ポッター」シリーズとのコネクションを感じることができるはずだ。

そして本作最大の魅力は、登場する魔法動物の数々。「ハリー・ポッター」ではそこまでフォーカスされることがなかった魔法動物だが、このシリーズでは魔法動物専門家のニュートと彼が保護する魔法動物たちの活躍が見どころとなる。数多くの呪文が出てくるだけでなく、どういったパワーを持つかわからない魔法動物たちが次々と騒動を巻き起こすことで、「ハリー・ポッター」で数々の魔法にハマった人にも新鮮な興奮が味わえるのだ。

ニュートとアメリカ合衆国魔法議会の闇祓い、ティナとの関係性にも注目(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)
ニュートとアメリカ合衆国魔法議会の闇祓い、ティナとの関係性にも注目(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)

(c) 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c) JKR

そして第2作『~黒い魔法使いの誕生』のポイントは、なんといってもダンブルドアの登場。ここでダンブルドアとニュートの関係性が明らかになり、これまでに知られてきた魔法ワールドとのつながりが感じられるように。また、ダンブルドアと前作の最後に登場した闇の魔法使いことグリンデルバルド(ジョニー・デップ)、ニュートとティナ(キャサリン・ウォーターストン)、クイニー(アリソン・スドル)とジェイコブ(ダン・フォグラー)、この3組の関係性がそれぞれ変化していき、次作へとつながっていく。

■ダンブルドアとジェイコブが活躍する意表を突いた構成の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』

この記事の全ての画像を見る

放送情報

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
放送日時:2023年1月7日(土)15:30~、15日(日)14:00~
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
放送日時:2023年1月7日(土)17:45~、15日(日)16:15~
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
放送日時:2023年1月7日(土)20:00~、15日(日)18:30~
チャンネル:WOWOWシネマ

(吹)ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
放送日時:2023年1月8日(日)11:00~
(吹)ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
放送日時:2023年1月8日(日)13:15~
(吹)ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
放送日時:2023年1月8日(日)15:30~、13日(金)16:35~
チャンネル:WOWOWプライム

※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード