2PMのあふれ出す野性美がファンの母性本能をくすぐる！

2008年に韓国でデビューした6人組グループ・2PM。当時の全盛だったクールでスタイリッシュなK-POPグループとは違い、彼らは男くさく野性的なイメージを売りにしたことから"野獣アイドル"のキャッチフレーズが一気に浸透。2009年には韓国音楽界最高の名誉の一つといわれる「Mnet Asian Music Award(MAMA)」で最高賞の「Artist of the year」を受賞する快挙も果たした。2011年にシングル「Take off」で日本デビューしてからも"野獣アイドル"という言葉が斬新なインパクトを与え、全員が長身＆筋肉質なイケメンという男性的魅力を前面に押し出したメンバー構成が大きな注目を集めた。この春で日本デビューから7年。現在の彼らは東京ドーム公演2DAYSを満杯にするほどの成功を収め、他のグループとは一線を画す魅力に今なお多く人々が魅了され続けている。

2PMの魅力は、何といってもライブパフォーマンス。"野獣"感をこれでもかというほど臨場感たっぷりに披露するステージに、初めて見た人はきっと衝撃を覚えるはず。女性ファンだけでなく会場には男性客も多く、その鍛え抜かれた肉体美を惜しげもなくアピールするダイナミックなダンスに思わず感嘆のため息が漏れる。ここ数年はアイドルからアーティストへと脱皮し、それぞれが自分で楽曲制作＆プロデュースを担当するなどソロ活動も活発化。その6人6様のアイデンティティーと個性はしっかりとグループに還元され、2PMとしての魅力もますます増幅している。

2017年からは当面のグループ活動を休止しているが、その間は俳優業でも頭角を現すメンバーが続々登場。端正な顔立ちで幅広い役柄をこなすテギョンを筆頭に、悪役キャラも定評のあるジュノ、日本のドラマや映画にも出演経験のあるニックンなど、いつもとは違う"演じる"彼らの表情にはまた別の魅力を堪能できる。そんな2PMの韓国出演ドラマが5月に放送される。テギョン主演の「キスして幽霊！～Bring it on,Ghost～」は、テギョンが幽霊バスターの大学生を演じる胸キュン必至のファンタジック・ラブコメディー、そして、同じくテギョン主演のラブストーリー「君のそばに～Touching You～」。また、2015年最高のクオリティードラマと絶賛された、現在放送中の「ラスト・チャンス！ ～愛と勝利のアッセンブリー～」も必見だ。

そして、2PMのナチュラルな素顔を楽しめる韓国バラエティも人気があり、ステージ上とは違う"普通"の顏も見せ、体を張った笑いにグッと親近感が湧くはずだ。そんな様子が楽しめるバラエティ「知ってるお兄さん」のジュノ出演回がTV初放送。ジュノの天然ぶりがさく裂する一方、トップアイドルらしい見事なダンスも披露される。

文＝川倉由起子

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