BTSリーダー・RMがソロアルバム制作の裏側で見せる葛藤と向き合う素顔

「RM:Right People, Wrong Place」
「RM:Right People, Wrong Place」

(C) 2024 BIGHIT MUSIC & HYBE. All Rights Reserved.

■葛藤を抱えるRMの人間味溢れる一面も明らかに

「一つのことに集中する時間を持てたのは初めて」と語るたっぷりの時間の中で、野原に寝そべりクルーと音楽談義に花を咲かせるなど、リラックスした様子で音楽とそして自分自身と向き合ってくRM。等身大の様子の中では、彼の抱える繊細な顔や本音もあらわになっていく。

RMといえば含蓄のあるメッセージを世間に発する聡明な人格者という印象が強いが、映画冒頭の「K-POPスターにとって30歳とは?パーソナルな面をさらけ出せる人が必要だ」と自問する一幕に象徴されるように、その完璧な人物像の裏側にある"生身の人間"としての葛藤も正直な言葉で紡いでいる。

"その場にそぐわない異邦人"という意味のタイトルが示す周囲にうまく溶け込めない違和感、自分の気持ちと状況のズレ...誰もが抱える感情の揺れを世界的スターが抱いていることには、どこか親近感を覚えることだろう。

「RM:Right People, Wrong Place」
「RM:Right People, Wrong Place」

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そんな感情すらも「記録しておきたい」と捉えるように、常に人生について考えながら過ごす複雑な人間らしさを持つRMだからこそ、彼の言葉には深さと真実味があるのだと、映画を通して納得させられる。

ソロ活動を通じて己の感情と向かい合うRMの真摯な人間性を味わえる「RM:Right People, Wrong Place」。来たるグループ活動が再開に向けて、アーティストとしても人間としても深みを増した彼の魅了を、本作で再確認しておきたい。

文=HOMINIS編集部

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映画情報

RM:Right People, Wrong Place
2025年1月3日より全国公開中
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ

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