心優しく聡明な妙妙は、小説内の悪女キャラ・林虞が起こした悪意ある行動を誰も傷つかない方向にアレンジしながら任務をクリアしていく。しかし、慕声から見た林虞(中身は妙妙)の好感度はマイナス200％と最悪。現代に戻りたい妙妙は、敵意むき出しの慕声の心を開かせようと奮闘する。

ポジティブで屈託のないヒロインを演じさせたらピカイチのユー・シューシンが、勇気と思いやりを持ち合わせた元気娘・妙妙を好演。それと同時に、小説内の悪女キャラ・林虞のシーンでは、ずる賢く抜け目ない邪悪な表情も見せ、2面性で惹きつける。

そんな妙妙とツンデレな慕声の相性も抜群！2人が顔を合わせればバトルを繰り広げる序盤は特にコミカルでテンポもよく、師姉の慕瑶だけを信頼する慕声に、「姉を傷つけた者は死あるのみ！」と何度も斬り殺され、そのたびに生き返ってミッションをやり直す妙妙のガッツあふれるトライも楽しい。

ストーリーが進むにつれ、慕声が妙妙に少しずつ好意を抱き始め、マイナス200％だった好感度が上がると、慕声がデレる瞬間も増えていく。慕声を本気で心配する妙妙に「お前のおかげだ」と言いかけた慕声が「お前は大馬鹿だ！」とごまかしたり、道中ではぐれて怖がる妙妙に「はぐれないためだ！」と言い訳しながら恋人つなぎしたり...と、胸キュン場面も急増！最後は、小説の世界と現実がクロスオーバーする癒やしと感動のエンディングが待ち受ける。