「哲仁王后」のシン・ヘソンが元ボクサー役でアクションにも挑戦!人気WEBコミックの映画化作品で見せた変幻自在の表現

韓流・海外スター

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「勇敢な市民」 (C)2023 Content Wavve Corp. ALL RIGHTS RESERVED
「勇敢な市民」 (C)2023 Content Wavve Corp. ALL RIGHTS RESERVED

振り切ったコメディ演技からシリアスな泣かせる演技まで、作品ごとにまったく異なる表情を見せる女優シン・ヘソン。華やかな顔の裏に様々な秘密を抱えるインフルエンサーを演じた映画「#彼女が死んだ」(2024年)など、ドラマや映画で幅広い活躍を続けている。

2012年に役者デビューし、2015年に「ああ、私の幽霊さま」や「彼女はキレイだった」などの人気ドラマで頭角を表すと、高い演技力を活かし、多面的なキャラクターを演じてきたヘソン。

「30だけど17です」(2018年)では事故で十数年ぶりに目覚めた中身は17歳という30歳の女性、「哲仁王后~俺がクイーン!?」(2020年)では現代の男性に憑依された朝鮮時代の王妃、「生まれ変わってもよろしく」(2023年)では前世の記憶を持ったまま何度も転生を繰り返すヒロイン、「サムダルリへようこそ」(2023年)でのスキャンダルで名声を失ったフォトグラファー...と、トリッキーな役どころで輝きを放ってきた。

シン・ヘソンが筋トレや格闘技の特訓を積んで挑んだ映画「勇敢な市民」
シン・ヘソンが筋トレや格闘技の特訓を積んで挑んだ映画「勇敢な市民」

(C)2023 Content Wavve Corp. ALL RIGHTS RESERVED

そんな彼女が"元女子ボクシング選手という秘密の顔を持つ高校教員"というこれまた一癖あるキャラクターを演じているのが、6月4日(水)にWOWOWシネマで放送される「勇敢な市民」。韓国の人気WEBコミックを実写映画化した本作は、あらゆる格闘技に精通した主人公が、非正規教員として赴任した高校で悪の限りを尽くす卑劣な生徒に正義の鉄槌を下すアクションコメディだ。

元ボクサーのソ・シミン(シン・ヘソン)は、非正規教員として採用されたムヨン高校に赴任する。しかし、そこでは有力者の息子であることから教師も警察も手出しできないハン・スガン(イ・ジュニョン)が好き放題を尽くしていた。正規雇用を掴み取るために波風立てずに蛮行を見過ごしていたシミンだったが、いじめのターゲットとなったジニョン(パク・ジョンウ)の祖母までもが脅されていることを知り、立ち上がることを決意。正体不明の猫マスクとしてスガンに鉄拳制裁を与えていく。

ヘソンが演じるシミンは、かつてボクシングでオリンピック候補になりながらもある事情から選手を引退した過去を持ち、テコンドーや合気道まで心得た武闘派の女性。半年にも及ぶトレーニングを行ったヘソンは、ワイヤーを使った華麗なる飛び蹴りやキレのあるパンチなど本格的なアクションを披露。顔の見えない猫マスク姿も自ら演じており、並々ならぬ気合を感じられる。

説得力のあるアクションに加え、職のために奮闘するコミカルな姿から、度を越した悪事に曇っていく顔つき、ついに堪えられなくなった際の怒りに満ちた眼差し...と、悪に対する心の揺れ動きも変幻自在の演技で表現。小市民がヒーローへと覚醒していく様子を体現したエモーショナルな姿は、カタルシス抜群だ。

「勇敢な市民」
「勇敢な市民」

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そんなシミンと対峙する最悪の生徒・スガンを演じるのはイ・ジュニョン。親の権力を笠に着て、学校の支配者としての暴虐の限りを尽くすキャラクターを演じ、躊躇ない暴力を浴びせて浮かべるニタニタとした笑顔やふとした瞬間の冷たい眼差しなど凶悪な姿は戦慄もの。今年の話題作「おつかれさま」での一途な姿とは真逆のギャップあふれる姿には驚かされることだろう。

場面ごとに異なる顔を見せるカメレオン女優としての真骨頂だけでなく、アクション女優という新たな一面まで、「勇敢な市民」を通じてシン・ヘソンの多彩な魅力を存分に味わいたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報【スカパー!】

勇敢な市民
放送日時:2025年6月4日(水)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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