ソン・ガンの妖艶な存在感も光る!人気が過熱するイ・ジェフンク・ギョファンと命懸けの逃走劇を繰り広げる映画「脱走」

韓流・海外スター

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「脱走」 (C) 2024 PLUS M ENTERTAINMENT and THE LAMP LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
「脱走」 (C) 2024 PLUS M ENTERTAINMENT and THE LAMP LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

6月17日に「脱走」のプロモーションで来日を果たし、日本最速プレミア上映に加え、舞台挨拶といったイベントを行ったイ・ジェフンとク・ギョファン。会場には大勢のファンが詰め掛け、その人気の高さが改めて証明された。

特に、今年7月に41歳を迎えるとは思えないほど若々しいビジュアルを誇るジェフンの人気ぶりは衰え知らず。法で裁けない悪を成敗するダークヒーローを演じた近年の代表作「復讐代行人~模範タクシー~」(2021年〜)はシーズン3突入が決定し、日本での撮影も話題になっている。

イ・ジェフンが韓国への帰順を試みる北朝鮮兵士を演じる「脱走」
イ・ジェフンが韓国への帰順を試みる北朝鮮兵士を演じる「脱走」

(C) 2024 PLUS M ENTERTAINMENT and THE LAMP LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

青木崇高ら日本人キャストの出演も注目を集めたドラマ「交渉の技術」(2025年)も今年5月に日本初上陸するなどのトピックが続く中、6月20日(金)からは映画「脱走」も公開された。

本作は、タイムリミット2日間という状況の中で、軍事境界線を警備する北朝鮮の兵士が度重なる窮地を切り抜け、韓国へ脱走しようとする姿をスリリングに描いた逃走劇。これまで数々の名作を生み出してきた"南北の分断"という題材を、エンタメとして新たな角度から扱っている。

「脱走」
「脱走」

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ジェフンが演じるのは、10年間に及ぶ兵役生活からの除隊を間近に控える軍曹・ギュナム。しかし、退役後の生活に希望を見出せず、人生をやり直すために韓国への脱走を企てる。

隙を見ては寝床を抜け出し、柵の抜け穴を掘ったり、非武装地帯に仕掛けられた地雷の位置を調べたりと、入念な準備を行なってきたギュナムだが、同じく脱北を切望する部下のドンヒョク(ホン・サビン)の暴走により、2人揃って逮捕されてしまう。ギュナムはそんな絶望的な状況でも機転を効かせて、なんとか38度線を越えようとする諦めの悪い男だ。

「脱走」
「脱走」

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ジェフンといえば、同じく38度線をめぐる「高地戦」(2011年)での兵士役が思い出されるが、本作では北朝鮮軍の厳しい食糧事情とギュナムの人物像を反映したシャープで頑丈な体づくりなどを徹底。なりふり構わずに生きる道を探る泥臭い主人公を熱演している。

「息が切れて死ぬかもしれない、足が本当になくなるかもしれないと何度も思った」と語る、歯を食いしばりながらの全力疾走など、体当たりの演技により死に物狂いで未来を掴もうとする主人公の人間らしさを浮かび上がらせる。

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映画情報

脱走
6月20日(金)より全国公開中
配給:ツイン

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