ソン・ガンの妖艶な存在感も光る!人気が過熱するイ・ジェフンク・ギョファンと命懸けの逃走劇を繰り広げる映画「脱走」

韓流・海外スター

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「脱走」
「脱走」

(C) 2024 PLUS M ENTERTAINMENT and THE LAMP LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

そんなギュナムの前に立ちはだかるのが、ギョファン演じる特権階級出身の保衛部少佐・ヒョンサンだ。熱い支持を集めた「D.P. -脱走兵追跡官-」(2021年)では脱走者追跡の任務に就く主人公の相棒としてコミカルな魅力を放ったが、同じような役どころの本作ではその軽妙さに加え、残酷さや狂気を孕んだ"読めない男"として存在感を発揮。

逮捕されていた幼なじみの弟分であるギュナムを、脱走兵を捕まえた英雄として庇ったかと思えば、ギュナムの思惑もお見通しといった素振りを見せるなど、腹に一物抱えた様子はギュナムだけでなく観客までをも翻弄する。

さらに、ソン・ガンが妖艶なオーラを放ちながら演じた謎の色男へ向ける、向けられた甘さと悲しみが入り混じった意味深な眼差しまで、ギョファンが複雑な人物像を巧みに表現する。

「脱走」
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ふてぶてしいヒョンサンに対し、どこかよそよそしいギュナムの微妙な空気感漂う再会から始まった2人の"命懸けの攻防"は、ついにギュナムが脱走を試みたことで急転し、ヒョンサンは一個隊を動員し容赦なく追い詰めていく。

鬼の形相での肉弾アクションが繰り広げられるクライマックスの一騎打ちは、"未来を掴もうとする男"と"今を守ろうとする男"、対照的な2人が背負う悲しみや諦念、執念といった複雑な気持ちを表情で物語っており、熱を帯びた演技合戦は見ごたえ抜群だ。

「脱走」
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ジェフンの「第45回青龍映画賞」での「ク・ギョファンのように演技がしたい」というラブコールから3年、ついに共演が実現した「脱走」。ジェフンとギョファンの本気のぶつかり合いを劇場で楽しみたい。

文=HOMINIS編集部

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映画情報

脱走
6月20日(金)より全国公開中
配給:ツイン

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