ジュノ(2PM)×チャン・ヒョク！「油が乗っている」美味しい俳優の共演

野獣アイドルというキャッチフレーズで成功を収めた2PMのジュノが、KNTVで7月に第1話先行放送されるドラマ「油っぽいメロ(原題)」で、演技派俳優チャン・ヒョクとの豪華競演を果たす。数々のドラマで主演を務めてきたチャン・ヒョクと、出演作が好評を博しまさに油が乗っているジュノとでどんな化学反応が起きるのか、見逃せない作品になりそうだ。

同作は中華料理店を舞台に元スターシェフ×元財閥令嬢×元ヤクザの3人の男女が繰り広げるラブコメディー。ジュノはスターシェフから町の中華料理店の料理人に転落したプンを演じ、チャン・ヒョクは元ヤクザの中華料理店店主チルソンにふんする。天真爛漫な元財閥令嬢セウ役はチョン・リョウォンが演じ、2人の間に挟まれながらもコミカルな掛け合いを披露。「嫉妬の化身～恋の嵐は接近中！～」の脚本家ソ・スクヒャンと「あやしいパートナー～Destiny Lovers～」の演出家パク・ソンホがタッグを組み、ラブコメディー界最強の布陣を形成している。

ジュノはソロ活動に続き俳優としても近年、存在感を増している。2015年に等身大の若者の青春を描いた映画「二十歳」で初主演を果たし、2017年にはコミカル演技の神とも呼ばれるナムグン・ミン主演の大ヒットコメディドラマ「キム課長とソ理事～Bravo！Your Life～」、続いてドラマ「ただ愛する仲」に出演。「キム課長―」では演技巧者のナムグンとも渡り合う冷徹な"悪役"を演じきり、続く「ただ愛する仲」ではつらい過去の記憶に苦しむ青年を繊細に演じて評価を高めた。こうした出演歴を踏まえると、けして多くはない出演作にもかかわらず役者としての幅広さを予感させる演技を見せてきたと言えるだろう。そんなジュノ、本作では結婚を控えるスターシェフから一転、町の中華料理店へと転落するということで、挫折や変化を経験する役をどのように演じるのか注目だ。鍛え上げられた肉体美を誇る2PMのメンバーでもあるからには、たくましい腕で中華鍋を力強くふるう姿も期待したい。

一方チャン・ヒョクはサスペンスドラマ「ボイス～112の奇跡～」や、歴史ドラマ「チュノ～推奴～」、ラブサスペンス「カネの花」などで骨太な演技を見せてきた実力派だ。執念深く事件を追う刑事や、復讐に燃える男などの役柄を熱演し、シリアスな作品で輝きを放ってきた。そんなチャン・ヒョクは、本作では閉店寸前の中華料理店店主で、セウに一目ぼれしてしまうという役どころ。麺を打っていてもどこか重厚感を醸し出す名優がどんなコミカル演技でジュノとの掛け合いを見せるのか。2人の男たちの熱量たっぷりの演技バトルが巻き起こるのは必至だ。

舞台が中華料理店ということで、おいしい料理が登場するのももちろん見どころの一つ。3人の出会いのきっかけとなるのは、韓国ドラマではおなじみのジャージャー麺。韓国では韓国風中華料理が広く親しまれていて、ジャージャー麺もそんな定番メニューのひとつだという。おいしそうな料理を目で楽しみながら、中華料理店の行く末と3人の恋模様にハラハラできそうな作品だ。

文＝高宮サキ

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