ベネディクト・カンバーバッチ が酒、薬、性に溺れる！？「シャーロック」以来の主演で怪演爆発

ハンサムな顔立ちに、優雅な雰囲気をまとい、多くの女性たちを虜にしている英国人俳優ベネディクト・カンバーバッチ。彼が人気作「SHERLOCK／シャーロック」以来の主演となったドラマ「パトリック・メルローズ」で高貴なイメージとはかけ離れた遊び人に扮している！？

両親ともに俳優というサラブレットのカンバーバッチだが、キャリア初期は脇役が多く、映画で初主演(テレビ映画を除く)したのは2010年の『僕が星になるまえに』と意外にも遅咲きだ。同じく2010年からはドラマ「SHERLOCK／シャーロック」で、シャーロック・ホームズ役を演じると、日本でも異例のヒットを記録。その後は『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)などの大作映画にも数多く出演し、近年では、マーベル・シネマティック・ユニバースのドクター・ストレンジ役を演じるなど、様々なジャンルに活動の場を広げ、不動の人気を獲得した。

カンバーバッチは端正なルックスや佇まいから、実在の人物から架空の人物まで、数多くの"知的"なキャラクターを演じてきた。ホームズ以外にも、2004年のテレビ映画『ホーキング』で天才物理学者のスティーヴン・ホーキングを、2014年の『イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密』でコンピューター誕生の重要な役目を担った数学者のアラン・チューリングを、2017年の『ザ・カレント・ウォー(原題)』で"発明の父"ことトーマス・エジソン演じている。

そんなイメージを覆す衝撃的な姿が話題になったのが「パトリック・メルローズ」だ。カンバーバッチは、幼少期に受けた虐待がきっかでドラッグとアルコール依存症になったプレイボーイ・パトリックを熱演している。酒を片手に眼帯姿で暴れまわったり、酒を浴びながら風呂に入ったりと、その姿はとにかく破滅的。しかし、トラウマからなんとか立ち直ろうとする様を大胆かつ繊細に演じており、その表現力の広さはさすが。実はかねてから演じてみたい役としてパトリックを挙げていたカンバーバッチは、本作では製作総指揮にも名を連ねており、そのことからも本作への熱意を感じ取ることができる。

イギリスのエンパイア誌が2018年上半期のベストドラマに選出したり、放送終了後にファンがTwitterで異様な盛り上がりを見せたりと、本国では大絶賛を集めたこのドラマ。彼の新しい魅力に、クギづけになること間違いなしだ！

文＝ホミニス編集部

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