10月16日(水)・18日(金)、日本で約1年半ぶりにファンミーティング&ミニライブ「RAIN 2gether 2019 Fanmeeting in Japan」を開催するRain(ピ)。2002年に1stアルバム『n001』で歌手デビューした彼は、これまで数々の記録を打ち立て、トップアーティストとして精力的に音楽活動を続けている。独特のハスキーな歌声で多くの人を魅了するRAINだが、デビュー当時から歌手活動と並行し俳優としても活躍。鍛え抜かれた肉体と抜群の演技力で近年は特に映画やドラマに引っ張りだこだ。今回はそんなRAINの俳優としての魅力を紐解いてみたい。
2002年の「オレンジ」でドラマ初出演を果たしたRAINは、翌年に「サンドゥ、学校へ行こう!」(2003年)で病弱な娘を抱えた未婚の父という難しい役どころに挑戦。ヒロインは個性派女優コン・ヒョジン、恋のライバル役にはイ・ドンゴンと注目俳優がそろう中、絶妙なバランスの演技で笑いと涙を届けてくれた。そして韓国で"同居もの"という人気ジャンルを確立し、視聴率40%超を記録した「フルハウス」(2004年)で人気爆発。自身を彷彿とさせる俳優ヨンジェに扮し、同居人ジウン(ソン・ヘギョ)との喧嘩すれすれのエネルギッシュなやり取りを繰り広げた。
一躍トップ俳優に踊り出たRAINは、その後、日本のアニメ「マッハGoGoGo」を実写映画化した『スピード・レーサー』(2008年)でハリウッドデビュー。翌年に製作された『ニンジャ・アサシン』(2009年)では最強の殺し屋という役どころで主演するなど、ハリウッドでも存在感を発揮。抜群のアクションセンスを見せつけた。
そんなRAINが、「サンドゥ、学校へ行こう!」以来15年ぶりにイ・ドンゴンと共演し話題になっているドラマが「スケッチ~神が予告した未来~」だ。結婚を控えた熱血刑事カン・ドンス(RAIN)の前に、72時間以内の未来を"スケッチ"できる女性刑事ユ・シヒョン(イ・ソンビン)が現れ、婚約者の死を予言されてしまう。一方、軍人のキム・ドジン(イ・ドンゴン)は妻を殺された憎しみから、未来が見える男・テジュン(チョン・ジニョン)の指示で"未来の犯罪者"を処刑し始めるという緊迫したストーリーのサスペンスだ。
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互いの正義を懸けたドンスとドジンの対立、予測不能の展開、次々と明らかになる真実、完成度の高いアクション...と鼓動が高鳴りっぱなしの本作。今回のドラマの印象を「人間の利己的な面におのずと気づかされる作品」と明かしているRAINは、正義と婚約者を殺されたことで生まれる憎悪の間で揺れるドンスの感情を巧みに表現。また今までのドラマにはない船上でのアクションシーンにも熱が入っている。
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私生活でも妻で女優のキム・テヒとの間に第2子が誕生したことを9月19日に報告したRAIN。守るものが増え、より一層深みを増す彼の重厚感ある演技から目が離せない。
文=津金美雪
放送情報
スケッチ~神が予告した未来~
放送日時:2019年10月23日(水)2:20~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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