最強の"年下彼氏"チョン・ヘインに母性本能をくすぐられる、そのワケは？

昨年末、"韓流ドラマ界"を華々しく飾った「2019 MBC演技大賞」。日韓で今注目される若手俳優チョン・ヘインがドラマ「ある春の夜に」で共演したハン・ジミンとともに最優秀演技賞を受賞し、話題となったことは記憶に新しいだろう。

ヘインは、平凡な35歳のOLと親友の弟との恋愛を描いたドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(2018年)で大ブレイク。周囲の目を気にすることなく年上の彼女を一途に想う姿に、多くの女性視聴者がキュンとさせられ、"綺麗なお姉さんシンドローム"と呼ばれる社会現象にまで発展。"最強の年下彼氏"という称号(？)まで手中に収めたのだ。

ヘインが最優秀演技賞を受賞したドラマ「ある春の夜に」は、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」の制作スタッフの多くが再び集結。臨場感ある演出が評価されるアン・パンソク監督や、男女の関係を巧みに描く脚本家キム・ウン、映像と一体となった音楽でドラマを盛り上げる音楽監督イ・ナミョンに、いい意味で思わせぶりな演技が抜群に上手いチョン・ヘイン...という最強の布陣で制作された。

今回の主人公は、ヘイン扮するシングルファーザーのジホと、婚約者がいるジョンイン(ジミン)というともに35歳の2人。偶然、薬局で出会ったことをきっかけに、彼らの関係は"友達"から少しずつ変化していく。ヘインは年下ではないものの、前作のキャラクターとも通ずる"最強彼氏"ぶりは今作でも健在。「自分には恋愛をする資格がない」と思いこむジホが踏み出す"一歩"は応援せずにはいられず、そうかと思えば返事の代わりにキスで返す大胆さも併せ持ち、ライバルを前に子どもや大切な女性を守り抜く男らしい一面も...。同い年の大人カップルの恋愛のはずが、母性本能をくすぐられまくるのだ。

ヘインが持つ"愛される男らしさ"は、天性のもののようで、ドラマだけではなくバラエティ番組でも発揮。Mnetで2月10日(月)に放送されるバラエティ「Bob Bless You」にヘインはゲスト出演。同番組はチェ・ファジョンやイ・ヨンジャ、ソン・ウニ、キム・スクら経験豊かなオンニ(お姉さん)たちが、悩みに合わせた食べ物でゲストをもてなすというもの。ここでもヘインは礼儀正しくオンニたちに挨拶をし、すぐさまオンニたちの懐へ...。早々にヘインにメロメロになってしまったオンニは、彼に休む暇なく食べ物をよそうなど、まさに母親のような献身ぶりだ。

テコンドーが特技だったりと、素顔が男らしいことで知られるヘイン。ドラマ以外で子犬のような笑顔を見せるのは、実はかなりレアなこと。すでにドラマを見て彼の愛らしさにハマった人も、そうでない人も、年上女性を前にした素の振る舞いに、胸がキュンとなるのは間違いない。

文＝津金美雪

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