『猟奇的な彼女』から約20年...色々な経験を経たチャ・テヒョンが今、感じること

日本でも大ヒットした主演映画『猟奇的な彼女』(2001年)以降、その"愛されキャラ"と抜群の知名度で、バラエティ番組等でも広く活躍している韓国の人気者、チャ・テヒョン。イ・スンギとタッグを組んだ旅行バラエティ「ソウルの田舎者」も、10月より日本での放送がスタートしたばかりだ。

そんなテヒョンにとって初の刑事役となる主演ドラマ「番外捜査(原題)」の第1話が、Mnetにて11月1日(日)より先行放送される(11月23日よりレギュラー放送開始)。「梨泰院クラス」のCONTENT ZIUMが制作を務める本作には、テヒョン扮する破天荒な刑事のほか、番組プロデューサー、納棺師、バー経営者、私立探偵...という立場も目的も違う5人の主要キャラが登場。犯罪捜査ものにコミカルなテイストが加わり、彼らが巨悪に立ち向かっていく姿を描く痛快作だ。そんな作品の"顔"となったテヒョンがインタビューに応え、本作の舞台裏を語った。

――ご自身が演じていて特に印象に残っているシーンを教えて下さい。

「僕のお気に入りは、オープニングのアクションシーンと、初めて出演者4人が紹介される場面ですね。特に力を注いだところでもあります。あと、後半の大きなどんでん返しの部分は特に皆さんに楽しく見ていただけるかと思います」

――今作は共演者の皆さんも個性派揃いでしたが、それぞれ撮影前と実際に撮影を行なってみての印象はいかがでしたか？

「チョン・サンフンさんの場合は、一緒に学校へ通っていたので、子供の時からの知り合いだったんですが、出演者の皆さん、一緒に演技をしたのは初めてだったんです。でも今回、一緒に撮影をしながら、すごく純粋な人たちで、とても思いやりがあると感じました。『番外捜査(原題)』を通じて、個々人の能力がよく発揮できたので、他のドラマや映画でも良い役を演じてほしい、という願いがあります」

――本作では、事件解決のためなら手段を選ばない刑事を演じていますが、実際のチャ・テヒョンさんは直感で行動するタイプですか？それとも慎重派ですか？

「僕はそんなに直観で行動するタイプではないと思うんですが...、子供の時は、直感というか感じたことをすぐ口に出すタイプだったんです。でも僕の経験上、そういう行動ってあまり良くないなと感じるようになったんです。なので最近はかえって慎重になった気がします。慎重さのあまり鈍くなったというべきか...(笑)、大きく動揺することがなくなりましたね。それは年を取って長い間活動をして、色々な経験をしてきたからかもしれませんが、 昔の直感型から今の慎重派に変わったようです」

――今後、挑戦したい役はありますか？

「今後どういう役のお仕事がくるのか気になりますね。今回、『番外捜査(原題)』を通して、完全なる変身までとはいかなくとも新しい姿を見せながら、僕もアクションに対する理解が深まったような感じがあったんですね。なので、僕にとって今作は大きな助けになりました。今後は...僕はやりたい役というよりは、年齢を重ねながら次はどんな役がくるのか気になるほうが強いです。 あとは、スリラーのような、やったことのないジャンルに挑戦してみたいという思いもあります」

――新作バラエティ「ソウル田舎者」(Mnetにてレギュラー放送中)も話題ですが、チャ・テヒョンさんが視聴者の皆さんにオススメする、ソウル市民だからこそのソウルスポットがあれば教えてください！

「僕は個人的に劇場のようなところが好きなので...、でも日本の方々がいらっしゃる場合ですよね？そしたらロッテタワーかな(笑)。以前行ったときにタワーの上から見下ろしてみたのですが、思っていたよりとっても高くて、本当に見晴らしが良いと思います。あとは南山(ナムサン)！観光では仁寺洞(インサドン)、鍾路(チョンノ)に行かれる方が多いですが、個人的には南山も行けば楽しいと思います。散歩するにもいいですし。あと他には、ドラマや映画の撮影地で良いスポットが多いと思います。そういうところを訪ねてみるのもオススメしたいです」

――今、世界中で思うように外出できず、おうちにいる時間が増えてきている人が多いと思います。 最後に、チャ・テヒョンさんが外に出られないときのストレス解消法があれば教えてください。

「僕は家でストレス解消できる方法はないと思っています。やろうとしてはみたのですが、解消できませんでした...(笑)。なので、遠くまでは行かなくとも、近場で散歩でもしてみるほうがずっと良いのではないかと皆さんにオススメしたいです。こういう時ずっと家にひきこもるのも良いことではないので、30分でも1時間でも1日に1回は外に出るのが良いと思います」

文＝HOMINIS編集部

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