8月に韓国で放送がスタートし、郷愁を誘う大人のラブロマンスとして話題を集めた新ドラマ「私がいちばん綺麗だった時」。アーティストを夢見る美大生・イェジ、高校時代に教育実習でやってきたイェジに一目惚れしたファン、そんなファンの想いを知りながらイェジと結婚した兄・ジン...そんな三角関係がビターに描かれる。
何と言っても注目は、「私のIDはカンナム美人」(2018年)「優雅な一族」(2020年)のイム・スヒャン、「力の強い女 ト・ボンスン」(2017年)「初恋は初めてなので」(2019年)のジス、「伝説の魔女~愛を届けるベーカリー」(2014年)「愛の不時着」(2019年)のハ・ソクジンといった人気俳優たちが顔を揃えた豪華なキャスティングだ。12月18日(金)からKNTVにて日本初放送されるタイミングで、3人が本作の撮影を振り返った。
――KNTVで「私がいちばん綺麗だった時」が日本初放送されますが、今のお気持ちは?
ジス「こんにちは。ソ・ファン役を演じたジスです。日本でも放送されることになり、とても嬉しいですし、ときめいています。楽しくご覧いただければと思います」
スヒャン「ドラマ撮影中と違って今日はヒゲを伸ばした姿だから慣れないね(笑)」
ジス「あ、そうですか?(笑)」
スヒャン「日本初放送されることになり私もときめいています。楽しんでいただければと思います」
ソクジン「日本で放送されることになり嬉しいです。『私がいちばん綺麗だった時』をたくさん愛していただければと思います」
――それぞれ演じた役柄の紹介をお願いします。
ジス「僕はソ・ファン役を演じました。ファンは有機作物のように健康的に純粋に育った青年です。イェジと出会い、彼女を愛するようになります」
スヒャン「私は二人の愛を受けるオ・イェジ役を演じました。初恋のような、女性らしくもありしっかりした面もあります。イェジは人生で幸せを感じたことがなかったんですが、二人の男性に出会い、初めて幸せを感じるようになります。そんな中、人生の渦に巻き込まれていきます」
ソクジン「僕はファンの兄のソ・ジン役を演じました。カーレーサーで、真っすぐな性格の持ち主です。イェジと出会い、愛に直進しますが、その愛の渦に一緒に巻き込まれていきます」
――本作の見どころを教えてください。
ソクジン「一言で表すのは難しいですね。それぞれの立場があり、自分だったらどうするかと置き換えながらご覧いただくと面白いと思います」
スヒャン「放送前には、2つの愛をお楽しみくださいと挨拶したのですが、撮影がすべて終わった今感じるのはソクジンさんがおっしゃったような微妙な感情に注目いただければと思います」
ソクジン「韓国では撮影中に皆さんもドラマをご覧になりますが、日本では撮影が終わった状態でご覧いただくので少し異なった感じを受けるかと思います。僕は個人的に完成した状態で見るのが好きなのですが、日本の皆さんは制作中のものを見るのとは異なる印象を受けると思います」
スヒャン「それから二人の男性の異なる魅力があります」
ジス「韓国の情緒も楽しんでいただけると思います。自然や料理など...」
スヒャン「そうそう!」
ソクジン「料理シーンは本当にたくさん撮影しました」
スヒャン「綺麗な風景もたくさん出てきます!」
ジス「映像美!」
――ジスさんは序盤は高校生役でしたが、ご自身の制服姿の評価は?
ジス「最初はぎこちなかったんですが、制服を着て学校で高校の友だちとのシーンを撮るうちになじんでいったようです」
ソクジン「どこの高校にもちょっと兄貴に見える同級生いますよね(笑)」
ジス「老け顔の人(笑)」
スヒャン「私が高校時代そうでした(笑)」
ジス「撮影しながらだんだん高校生の姿になじんでいったと思います」
スヒャン「本当の高校生のように似合っていました。ジスさんは28歳(韓国は数え年)なんですが、18歳のようでした」
ジス「18歳!?だそうです(笑)。監督とも高校生らしいマインドを持つよう話し合っていました」
――イェジはファンとジンの間で揺れますが、ジンを選んだ理由は何だったと思いますか?
スヒャン「イェジにとっては自分を守ってくれる大人の男性が必要だったのだと思います。ジンも言っていましたが、イェジに必要なのは家族のような存在でした。またジンの持つ心の痛みがイェジにとっては自身のようでもあり、それでイェジは自分でも気づかないうちにジンに惹かれたのだと思います」
――ジスさんとソクジンさんは月と太陽のような正反対の兄弟役でしたが、お互いに役作りは相談しましたか?
ソクジン「最初のシーンでジンとファンが久しぶりに会うシーンがあるのですが、それが初撮影でした。そこでジスにチューしました(笑)。初撮影で弟役の男性にチューするという(笑)。ファンの方が先にイェジを好きになり、実の弟が同じ人を好きになるというのがどんな感情なのかなとずっと考えていました。親しい実の弟でありますが、一方で目線などで気まずさを出しました」
ジス「僕も初撮影のチューが記憶に残っています(笑)。兄弟なので親しくないといけないですが、ソクジンさんが良くしてくださってすぐに親しくなりました。最初の撮影で何回もチューしました(笑)」
スヒャン「私とのシーンより二人のブロマンスシーンが記憶に残ってるんですか(笑)」
――初対面と共演してからで一番ギャップがあった人は誰ですか?
スヒャン「私はファンです。最初に会った時は口数も少なく人見知りだったのですが、一緒に過ごすうちにこんなに面白いんだなと思いました。最初に会ったジスさんは人見知りでしたよね?」
ジス「そうです(笑)」
ソクジン「本当は多才です。モノマネも得意だし(笑)」
スヒャン「そうです、とても面白い子です(笑)」
――今作がご自身に残したものは?
ソクジン「素晴らしい共演者、スタッフ、そして経験です。撮影中は大変でしたが、記憶に残っています」
スヒャン「俳優としてここまで感情の高まりがある役を演じられたという経験です。人生と愛に関する物語なので俳優としてこの作品に出会えたことが、とても幸運だと思います」
ジス「俳優として成長できた作品だと思います。スタッフや俳優さんとご一緒できて嬉しかったです」
――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
ソクジン「初夏から秋まで一生懸命撮影しました。どの国でも愛の感情はありますし、日本の皆さんにどのように受け止めていただけるか反応が楽しみです」
スヒャン「日本でも放送されることになり嬉しいです。胸が痛く切なく、また美しいドラマです。日本の皆さんと共有できたらと思います」
ジス「日本でも放送されることになり不思議です。長い時間楽しく撮影しましたので皆さんにも楽しんでいただければと思います」
文=HOMINIS編集部
放送情報
「私がいちばん綺麗だった時」インタビューSP
放送日時:2020年12月8日(火)22:00~
私がいちばん綺麗だった時
放送日時:2020年12月18日(金)20:00~
※毎週(金)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
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