攻めの姿勢を崩さないTWICE、新曲ラッシュでその成熟した魅力を再発見

12月に正式デビューしたNiziUの爆発的な人気により、J.Y. Parkプロデュースのアイドルにも改めて注目が集まった2020年。中でも、ガールズグループにおいて最大の成功例と言われるのが、2015年に結成されたTWICE。言わずと知れた、韓国人5名、日本人3名、台湾人1名のメンバー9人で構成される多国籍なアイドルグループだ。

TWICEといえば"TTポーズ"が日本でも大流行した「TT」など、キャッチーなパフォーマンスを思い浮かべる人が多いだろう。そのハツラツとした明るくキュートなイメージは、デビュー6年目を迎える現在も新鮮なまま保たれ、多くの人を虜にする間口の広い"TWICEブランド"はすでに盤石なものとなっている。

日本デビューは2017年。日本デビュー3周年を経て、活動が第2章に突入した彼女たちは、昨年11月に日本7thシングル「BETTER」を発表。"会いたくても、会えない。でも繋がっている"という現状を踏まえたメッセージ性のある歌詞と、9人が一体となったパフォーマンスが話題を呼んだばかり。

その一方で、10月に韓国でリリースされた「I CAN'T STOP ME」は、どこか懐かしさを感じさせるレトロエレクトロポップ。エネルギッシュさはもちろん、細かい表現力と大人っぽさも加えたような新鮮なダンスに注目が集中した。ビジュアルだけでなくパフォーマンスも高く評価されている彼女たちだからこそ、振り幅の広い楽曲と年を追うごとに奥深くなる成熟した世界観が表現可能なのだ。

その「I CAN'T STOP ME」をリード曲とした最新の2ndフルアルバム『Eyes wide open』は、米TIME誌が選んだ「2020年K-POPを輝かせた歌＆アルバム」のアルバム部門に名を連ね、「ビルボード200(米アルバムチャート)」でも72位にランクインするなど優秀な成績を収めている。

さらに12月18日には新曲「CRY FOR ME」を電撃リリース。12月6日に開催された「2020 MAMA (Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」で、「MORE＆MORE」「I CAN'T STOP ME」を披露した後、3曲目に未発表の曲として公開してファンを驚かせた話題のナンバーだ。大人の女性のセクシーさとダークな曲調にネット上は大いに反応。年の瀬のギリギリまで攻めの姿勢を崩さないTWICEの2021年が、俄然楽しみになった人も多いのではないだろうか。

女性チャンネル♪LaLa TVにて1月25日(月)から放送が開始される「SBS人気歌謡＜JYPアーティスト特集＞」では、前述したTWICEの新たな魅力が堪能できる「I CAN'T STOP ME」を歌唱した回をピックアップして放送。

同特集ではこのほかにも、彼女たちの妹グループ・ITZY、ボーイズグループのStray Kids、GOT7、さらには名プロデューサーにして現役アーティストでもあるJ.Y. Park(パク・ジニョン)の登場回も！2021年の韓国音楽界においてますます目が離せなくなりそうなJYPアイドルたちだけに、アーティストとして変革し続けるTWICEを筆頭に、脈々と受け継がれるJYPブランドの、多彩でハイクオリティなステージを一挙にチェックしたい。

文＝川倉由起子

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