NCTの知名度を押し上げるユニット・NCT 127が実現させた「世界的なブレイクの背景」

2月17日(水)、待望の日本2ndミニアルバム『LOVEHOLIC』をリリースするNCT 127。2016年に韓国デビューした彼らは、日本、韓国、アメリカ、カナダと多国籍のメンバーで構成されるSMエンターテイメント所属のボーイズグループだ。"活動グループ、メンバー数の制限がない"という新たな概念を持ち、コンセプトごとに活動メンバーを選抜する母体グループ「NCT」の中でも、抜群のパフォーマンス力と勢いを持つユニットと言える。

■日本デビュー2年目、NCT 127が世界的なブレイクを迎えた「2019年のトピック」

2018年5月には1stミニアルバム『Chain』で日本デビュー。日本で「Rakuten Girls Award 2018 AUTUMN/WINTER」への出演を果たすなど注目を集めていった。世界的なブレイクの足がかりとなった最大のトピックと言えば、2019年1月のソウル公演を皮切りに、世界10ヶ国27都市45公演を巡った大規模なワールドツアー「NCT 127 NEO CITY - The Origin」だ。

同ツアーでは、同年2月にさいたまスーパーアリーナ公演3daysを含む日本初ツアー「NCT 127 1st Tour 'NEO CITY：JAPAN-The Origin'」も大反響を呼び、4月には早くも日本1stフルアルバム『Awaken』を発表。11月にはヨーロッパ最大級の音楽授賞式「2019 MTV EMA」にも出演し、世界のトップアーティストと肩を並べて迫力のパフォーマンスを披露した。さらに、12月からはワールドツアーをグレードアップさせた日本アリーナツアー全8公演も大成功に収めた彼ら。そんな怒涛の快進撃を見せた2019年、来日時に収録されたインタビュー番組「MTV INSIDE：NCT 127」が、MTVにて2月17日(水)深夜に放送される。

グループ誕生時より爆発的な勢いで話題をさらった彼らだが、日本デビュー2年目でこれだけの大規模ツアーという新人らしからぬ勢いは、改めて振り返るとすさまじい。NCTの"核"ともいえるNCT 127の活躍がプロジェクト全体の知名度を押し上げ、人気の底上げを担っている部分は非常に大きいだろう。

事実、その後2020年3月に韓国で発売されたアルバム『NCT 127 #NEO ZONE』では、米ビルボードのメインチャートであるビルボード200で自身最高の5位という快挙を達成。2019年のワールドツアーを転機として、一気に世界トップレベルのグループへと駆け上がっていった感がある。

■前作から約1年10ヶ月ぶり！愛をテーマにした最新アルバムに込めた想い

そして迎えた2021年。前述の『Awaken』から約1年10ヶ月ぶりとなる日本オリジナルアルバム『LOVEHOLIC』を2月17日(水)にリリースする。今世界中で起こっている様々な問題も、お互いの"愛"を持って向き合えば何かが変わるかもしれない――そんな想いを多彩なラブソングに込めた珠玉のアイテムとなっている。1月27日の"127"の日から先行配信中の「First Love」は、初恋ならではのトキメキを素直に表現した1曲。リード曲でラブストーリーを歌うというNCT 127初の試みにも注目してほしい。

大きな飛躍を遂げた一年を経て、現在へとつながる人気と地位を確立したNCT 127。2021年もワールドワイドな活躍に期待がかかる彼らから目が離せない。

文＝川倉由起子

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