今年で40歳を迎え、ドラマと映画を行き来しながら数々の作品で存在感を放ってきた実力派俳優チョ・インソン。20年以上のキャリアを誇る彼だが、ブレイクのきっかけとなった作品といえば、日本でも当時"バリラバー"と呼ばれる中毒者を続出させた2004年の「バリでの出来事」だ。
■中毒者続出!チョ・インソンをスターへと押し上げた「バリでの出来事」
境遇の異なる4人の男女の愛憎を描いたこの作品で、遊び呆けている財閥のワガママな御曹司・ジェミンを演じたインソン。189cmの高身長を活かし、トレンドのファッションに身を包んだルックスはモデルのような華やかさだが、その実、支配階級の父親に虐げられ、ソ・ジソブ扮するイヌクに劣等感を抱き、愛するヒロイン(ハ・ジウォン)の心も得られない...という痛々しさ。それでも、プライドをかなぐり捨ててがむしゃらな愛情を注ぐ彼の姿は、強烈なインパクトを残し、一躍トップ俳優へと踊り出ることとなった。
2011年の除隊後も、暗い過去を背負っているギャンブラーを演じた「その冬、風が吹く」(2013年)や、小説家役でコメディ演技を見せた「大丈夫、愛だ」(2014年)といったドラマの数々に出演。さらに、映画『安市城 グレートバトル』(2018年)では無謀な戦いに挑むカリスマ城主になりきり、ハードなアクションにも挑戦。映画『ザ・キング』(2017年)では金と権力の魔力に取り憑かれた検事のダーティな一面も覗かせた。
■20年以上のキャリアで初!インソンの素顔が垣間見える貴重なバラエティ
作品によって180度異なる役に絶えず挑戦してきたインソンだが、彼にとって新たな挑戦の場になったのが、Mnetにて5月18日(火)から本放送がスタートする「見習い社長の営業日誌」だ。
インソンの長きにわたるキャリアにおいて、意外にも初のバラエティ挑戦となった同番組は、20年来の親友でもある人気俳優チャ・テヒョンと共に、ソウルから離れた土地でスーパーの経営にチャレンジするという内容。スーパーといっても田舎にある商店といった雰囲気で、店内には飲食スペースも用意されたこじんまりとした場所だ。突如、この店の経営を命じられた2人は、知識も経験もゼロながらも何とかお店を成立させるため、時に友人たちの力を借りながら奮闘していく。
普段から料理をしているというインソンは、エプロンを身に付けて調理を担当し、手慣れた様子でラーメンや卵焼きといった美味しそうな料理を作り、客に提供していく。スマートなイメージを損なわない手際の良さを見せるが、客の料理への反応が気になるのか、席に近づいて話し出すなど、可愛らしい一面が見え隠れするのも微笑ましい。
■韓国芸能界の友人も多数!その好感度の秘密とは?
都市での喧騒から離れた日々の中で、お客さんとの楽しそうに談笑したり、閉店後に仲間たちと食事と酒を嗜んで柔らかな笑顔で盛り上がったり...。今回共演したチャ・テヒョンをはじめ、イム・ジュファンやキム・ウビンといった韓国芸能界での友人が多いことでも知られるインソンは、韓国で数々のCMに出演するほど抜群の好感度を誇っている。だがそれも、決して演技ではない親近感あふれる素顔を見れば納得だ。
初バラエティという貴重な機会だけに、ルックス、スタイル、演技力と俳優としての完璧さだけではない、"生身のチョ・インソン"はファンならずとも見逃せない。
文=HOMINIS編集部
放送情報
見習い社長の営業日誌
放送日時:2021年5月18日(火)23:30〜
※毎週(火)23:30~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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