激甘ロマンス「黒騎士」から一転、キム・レウォンが3年ぶりの復帰作で見せた「怪物」役

「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」
「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

"ラブコメの匠"や"100万ドルの笑顔"、はたまた"韓流界のジェントルマン"...と、様々な異名を持つほどロマンス作品でまばゆい輝きを放ってきた俳優のキム・レウォン。芸能界デビューしてから25年、年齢も今年40歳を迎えるなど、ベテランの域に足を踏み入れているが、その甘い魅力はまだまだ健在だ。

パク・シネと共演を果たした「ドクターズ~恋する気持ち」(2016年)では元教え子であるヒロインを包み込むような優しい医師をナチュラルに演じ、「黒騎士~永遠の約束~」(2017年)では人生のどん底のヒロインの前に現れ、ひたすら愛を貫き続ける激甘でムーディーな色気を持つ理想の恋人像を体現。近年も円熟味のある大人な魅力で、若い頃に勝るとも劣らない人気を築き上げている。

キム・レウォンが体現する切ないロマンスも必見「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

長いキャリアを誇る演技派であるがゆえに、作品ごとにガラッと表情を変え、新鮮な印象を与え続けてきたレウォン。そんな彼がロマンスという主戦場を離れ、新たな境地に挑んだ作品が、Mnetにて6月6日(日)に第1話が先行放送、6月18日(金)から本放送が開始となる「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」だ。

本作は人間離れした能力を持つ男と失踪した両親を探している女性刑事が、互いに協力しながら巨悪に立ち向かうというアクションドラマ。音を通じて犯行現場に迫る刑事たちの奮闘をスリリングに描き、日本でリメイクされるなど好評価を得た「ボイス~112の奇跡~」シリーズ(2017~2019年)や、エクソシズムとシャーマニズムというテーマを融合した「客-ザ・ゲスト-」(2018年)などで手腕を発揮してきたキム・ホンソン監督が演出を務めているという点でも期待の作品だ。

「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

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本作で3年ぶりのドラマ復帰となったレウォンが演じているのは、特別な能力のせいで闇の組織から追われている主人公のジオ。神秘的な光を放ちながら怪力を爆発させるジオを演じるにあたり本格的なアクションも求められたが、住宅街での追撃シーンや狭い路地での殴る、蹴る、投げ飛ばすなどの立ち回りをハードな肉弾戦として見せてくれる。

過去の記憶を失い、気づけば"怪物"として追われる身となったジオの孤独や複雑な感情を、鋭い眼光やうつむきがちな姿勢、淡々とした口調でさりげなく表現しており、ミステリアスな存在感を発揮している。さらに、イ・ダヒ扮する女刑事との恋模様でも、安らぎと切なさ、緊迫感が同居したような表情を浮かべるなど、これまでのロマンス作品では見られなかったレウォンの新たな一面が次々と飛び出している。

「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「L.U.C.A. : The Beginning (原題)」

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40代に突入した今もハードな役柄に挑み続けるレウォンだが、4月にクランクインしたばかりの最新映画『デシベル(仮題)』でも、イ・ジョンソク&チャ・ウヌといった人気スターと共演し、爆弾テロを防ぐために奮闘する海軍中佐役でアクションに再び挑戦している。

常に新たな道を切り開き続ける彼のキャリアにとって、本作での"怪物"役は、間違いなく重要な1作となったと言えるのではないだろうか。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

L.U.C.A. : The Beginning (原題) 第1話先行放送
放送日時:2021年6月6日(日)17:45~
※レギュラー放送は6月18日(金)より毎週(金)(土)21:00~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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