未成熟で泥臭い姿が強烈なインパクト!キャリア初期の「煌めき」を放つBTSのレアなステージ

「韓中歌謡祭2014」
「韓中歌謡祭2014」

8月7日付のシングルチャートで通算9回の首位を獲得し、米ビルボードHOT100で今年最も多くの1位に輝いたBTSの「Butter」。続く新曲「Permission to Dance」も同チャート1位を記録し、7月末には全世界のファンに感謝の気持ちを込めてR&B Remixバージョンを配信リリースした。グローバルスターとしての地位を確立した「Dynamite」から続く英語詞曲の爆発的ヒットで、彼らはさらなる高みへ上り詰めている。

あらゆるリスナーを取り込む間口の広い英語詞ナンバーで、今やビルボードの"常連"となったBTSだが、デビューから様々な音楽的変遷があったのはファンには有名な話だ。

初期はヒップホップ色を強く打ち出した楽曲がメインで、MVも黒を基調としたダークな雰囲気のものが多かった。デビューした2013年から2014年にかけてリリースした"学校3部作"と呼ばれるアルバムは、当時まだ学生の多かった彼らの素直な思いが楽曲に詰まっている。10代の若者たちの反発や傷、恋心といった生々しい感情は、等身大の彼らが歌うことで説得力を持って響く――今改めて聴いても、心にグッと迫ってくるものがある。

デビュー翌年のBTSが出演「韓中歌謡祭2014」

(C)KBS

中でも、"学校3部作"の第1弾アルバム『2 COOL 4 SKOOL』のタイトル曲で日本デビュー曲にもなった「NO MORE DREAM」は、1990年代のアンダーグラウンドなヒップホップの空気が漂うメッセージ性の強い楽曲。"お前の夢は何だ?"という直球の問いかけで始まり、10代の彼らが"夢"に対して抱く反発や同年代の若者に送る思いが詰まった刺激的な1曲に仕上がっている。

現状のサウンドとは大きなギャップがあるが、がむしゃらにもがき現状を打破しようとする、その未成熟で泥臭い姿もまた当時のBTSにしか出せない煌めきだったことは確か。パート割が、RM、SUGA、J-HOPEという3人のラップラインを中心に進んでいくのも初期の楽曲ならではの特徴かもしれない。

「韓中歌謡祭2014」

(C)KBS

「韓中歌謡祭2014」に出演したEXO

(C)KBS

そんな韓国デビュー翌年の2014年11月には、人気K-POPスターが出演する音楽フェスティバル「第16回 韓中歌謡祭2014」(KBS Worldにて8月22日に放送)に出演したBTS。韓国のKBSと中国のCCTVが共同主催し、1999年から回を重ねてきた大型音楽フェスティバルとあって、両国のトップスターが集結した中、彼らは2年目ながら気合の入ったステージパフォーマンスを披露している。

この第16回が開催された2014年から約7年の間には数々の新グループが誕生したが、メンバーの入隊・除隊が続く中でも高い人気をキープするEXO、4年ぶりにリリースしたアルバム『LILAC』が話題となったIUなど、BTS以外の現在も活躍するK-POPアーティストのステージも必見だ。

「韓中歌謡祭2015」にも連続出演したBTS

(C)KBS

BTSはその翌年、中国で開催された「第17回 韓中歌謡祭2015」にも連続出演。彼らにとって2015年は、それまでのイメージを一新し、彼らの存在をスターダムへと押し上げた『花様年華』シリーズを発表した分岐点ともいえる時期。変化を恐れず、新たな挑戦を続けてきたBTSのキャリア初期のステージをぜひ見比べてみてほしい。

文=川倉由起子

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放送情報

韓中歌謡祭2014
放送日時:2021年8月22日(日)17:30~
韓中歌謡祭2015
放送日時:2021年9月19日(日)17:30~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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