伸びやかな歌唱力にダンス、逞しい肉体美も！ソロ活動も充実のU-KISS・JUNが見せる現在地

日本活動休止前最後となる完全体での配信シングル「Be good」を9月22日にリリースしたU-KISS。2011年12月の日本デビュー以来、精力的に日本での活動を行ってきた彼らだが、今回のシングルには、"ファンと共に歩んできた9年間と新たなスタート"への想いが込められている。

近年ではメンバー3人それぞれのソロ活動も活発に行われていたが、中でも"最強マンネ(末っ子)"の呼び声も高い最年少メンバー、JUN(ジュン)は、ソロアーティストとしても役者としても着実にキャリアを重ねている。

そんなアーティストとしてのJUNの魅力がたっぷりと堪能できるソロライブ「JUN(from U-KISS) Live 2020 -22-」が、10月10日(日)深夜に衛星劇場で放送される。2020年1月に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた同ライブは、自身のバースデーでもある同年1月22日にリリースされた初のソロミニアルバム『22』を記念して行われたものだ。

2019年4月にスタイリッシュなダンスナンバー「Phenomenal World」でソロデビューを飾ると、自身にとって特別な意味を持つ"22"を冠したこのミニアルバムで、さらなる一歩を踏み出したJUN。しっとりと歌い上げるバラードからスタイリッシュなラップ曲、大人っぽい印象のダンス曲まで、表情の異なる6曲に挑んだ。

前述の日本ソロデビュー曲「Phenomenal World」で幕を開けた「JUN(from U-KISS) LIVE 2020 -22-」では、『22』に収録されているバラード「Circle of Love」でその歌唱力を見せつけ、クールに歌い踊る「Come Alive」でキレのいい身のこなしも披露した。

そのほか、韓国HIPHOPシーンを牽引する人気ラッパー、Reddyとコラボした「My Way(feat. Reddy)(Prod. Sway D)」も初披露し、"道を切り開け""前に進め"という力強いメッセージをラップに乗せて発信した。JUNの音楽へのひたむきな思いがダイレクトに伝わってくるステージには、目も耳も奪われ、心揺さぶられる...。そうした熱いパフォーマンスの連続からも、ソロアーティストとして重要な通過点となった特別なライブだったことが窺える。

アーティストとして着実にステップアップしてきた一方、"イ・ジュニョン"名義で行う俳優としての活動も目覚ましい。

2017年のドラマ「甘くない女たち～付岩洞＜プアムドン＞の復讐者～」での俳優デビュー後、「別れが去った～マイ・プレシャス・ワン～」(2018年)、「潜入弁護人～Class of Lies～」(2019年)、「グッド・キャスティング～彼女はエリートスパイ～」(2020年)などに次々と出演。サスペンスからコメディまで様々なジャンルに挑戦し、"演技ドル"としての存在感を発揮してきた。

ホームドラマチャンネルにて10月17日(日)に第1話先行、11月18日(木)より本放送される主演作「恋のプログラミング～ダメ男の見分け方～」(2020年)では、マジメで正義感あふれる消防士・グッキを演じた。

イケメンで好青年を絵に描いたようなグッキは、SNSとも無縁の超アナログ男子。雨が降れば傘を差し出し、危険が迫れば体を張って守ってくれるなど、優しさを行動で示すグッキはまさに"理想の彼氏"だ。少々理屈っぽい年上の理系女子・ジソン(ソン・ハユン)を真っすぐな笑顔で包み込むグッキを、JUNが魅力的に演じている。

体が資本の消防士役だけあって、鍛えあげられた肉体もしばしば披露しているJUN。男らしさ全開の筋肉質な肉体とピュアなキャラクターとのギャップも必見だ。

一方、U-KISSのメンバーとしては、日本活動9年間の集大成となるオンラインライブ「U-KISS ONLINE LIVE 2021 ～Goodbye for now～」の開催が控えている。

"Goodbye for now"というサブタイトルからも分かる通り、いったんひと区切りを迎えるSOOHYUN(スヒョン)、HOON(フン)、そしてJUNらメンバーたちが、次はいつ、どのような形でその活躍を見せてくれるのか？それぞれソロやユニットでも活躍してきたU-KISSメンバーの今後に注目していきたい。

文＝酒寄美智子

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