Vジョングクらソロならではの魅力も!7人のポテンシャルが際立つBTSの貴重なソロステージ

「2018 KBS歌謡祭」に出演したBTS
「2018 KBS歌謡祭」に出演したBTS

COLDPLAY(コールドプレイ)とのコラボレーション楽曲「My Universe」が世界を騒がせているBTS。英語と韓国語の2つの言語で歌う同曲は、COLDPLAYとBTSが作詞作曲を手がけ、世界的ヒットメーカーのマックス・マーティンがプロデュースを担当。9月24日に全世界配信されるや、瞬く間に全世界のチャートを席巻している。

7月にはエド・シーランが制作に参加した「Permission to Dance」、8月には女性ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンを迎えた「Butter」のリミックスバージョンも発表しており、その反響ぶりは言わずもがな。BTSは今や世界的アーティストと十分に渡り合う存在となっている。

7人揃ったステージとソロステージが同時に楽しめる「2018 KBS歌謡祭」
7人揃ったステージとソロステージが同時に楽しめる「2018 KBS歌謡祭」

(C)KBS

そんなBTSの一人ひとりの歌声やパフォーマンスの実力をより堪能できるのがソロステージ。2018年末に出演した「2018 KBS歌謡祭」では、テレビ放送では披露したことのないソロステージを7人それぞれが披露したことでも大いに話題を呼んだ。

トップバッターで登場したのはJ-HOPE。大人数のダンサーを従え、ソロ曲「Trivia 起:Just Dance」を、"天才的"と評されるダンスと共に披露。グループのパフォーマンスではダンスやラップが注目されがちのJ-HOPEだが、低音で穏やかなパートからハリのある明るい歌声まで、多彩な表現力のボーカルはソロステージでいかんなく発揮されている。

ジョングク(「2018 KBS歌謡祭」)
ジョングク(「2018 KBS歌謡祭」)

(C)KBS

"黄金マンネ"ことJUNG KOOK(ジョングク)は、グループの時だけでなくソロでも完全無欠のパフォーマンス。見る者の視線を独占する表情と動き、どこまでも美しい歌声がますます輝いて見える。恋に落ちる直前の感情を表現したというソロ曲「Euphoria」は、ファンの間でも"神曲"と崇められるミディアムチューン。ジョングクの真っすぐに前を見据える瞳、とろけるように心地よいボーカルには、何度見返しても心震わされることだろう。

ジミン(「2018 KBS歌謡祭」)
ジミン(「2018 KBS歌謡祭」)

(C)KBS

JIMIN(ジミン)は音域の広い特徴的な美声と、指先まで神経の張り巡らせた緩急のあるダンスが特徴。少しザラついたハスキーな歌声から伸びやかな高音ボーカルまで、どんなキーの曲でも完璧に表現し、しなやかな身のこなしで魅了する。ソロ曲「Serendipity」のステージは、程よい甘さの中に切なさや色気も感じられ、その容赦のない魅力に圧倒されてしまう。ジミン独特の世界観に包み込まれるうち、まるで彼と恋をしているようなロマンチックな気分にも浸れるかもしれない。

RM(「2018 KBS歌謡祭」)
RM(「2018 KBS歌謡祭」)

(C)KBS

リーダー、RMのソロは、他の追随を許さない完成度の高さと真骨頂のラップにただただ聞き惚れてしまう特別なステージだ。「Trivia 承:Love」はバックダンサーをつけず、抽象的な背景の映像のみという7人の中ではシンプルな演出。だからこそ際立つカリスマ性と、"テチャン(ステージ上の人と大勢の観客が一緒に歌う)"の余韻にたっぷり浸ることができる。

"世界No.1ハンサム"とも称されるVのソロは、終始彼だけが映り続ける幸福感を存分に噛みしめることができる時間だ。その見た目とは少々ギャップのあるハスキーで男らしい低音は聴けば聴くほどセクシー。彼のソロ曲「Singularity」は、ハンガーに掛けられたジャケットに自身の片腕を通し、"もう一人の誰か"と触れ合いをしているような仕草にロックオンされてしまうドラマチックな演出。なまめかしい表情、ニヒルな笑みなど、最高級のビジュアルを贅沢に生かしたパフォーマンスが展開される。

V(「2018 KBS歌謡祭」)
V(「2018 KBS歌謡祭」)

(C)KBS

クールな外見に反して情熱的なラップで畳みかけるSUGA(シュガ)は、深みのある声色と耳に残るアクセントの付け方が印象的。ラップだけでなく歌声も楽しめるソロ曲「Trivia 轉:Seesaw」は、リズミカルなボーカルとクールなフロウ、そして最後にベンチに寝転ぶ個性的な演出が素晴らしい。

トリを務めたJIN(ジン)は、BTSでは難易度の高い楽曲も歌いこなす頼れるボーカル。ソロ曲「Epiphany」のステージではこのために練習を積んだというピアノを披露しており、グループとは確実に違う姿が堪能できる。バラードを弾き語りし、時折、目を閉じて楽曲の世界に入り込むジンは、さながら貴公子のように本物の気品を纏わせる。

「2018 KBS歌謡祭」
「2018 KBS歌謡祭」

(C)KBS

世界のトップアーティストをも惹きつけるBTSの人気の秘密は、7人それぞれの高いポテンシャルと、それが合わさったときの爆発的エネルギー。まさにそのポテンシャルが存分に活かされたソロ曲の貴重なステージで、その魅力を奥深くまで味わってみたい。

文=川倉由起子

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放送情報

2018 KBS歌謡祭
放送日時:2021年10月24日(日)17:30~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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