「陳情令」とは一変!シャオ・ジャンが滲ませる、少年と青年の狭間ならではの色気

「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」
「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」

タイドラマ「2gether」シリーズのブライト&ウィンの熱狂ぶりと同じく、麗しいブロマンスがアジア全域で大反響を巻き起こした作品と言えば、シャオ・ジャン&ワン・イーボー主演の中国ドラマ「陳情令」(2019年)だろう。

同作の爆発的なヒットにより大ブレイクした2人はその後も話題作への出演が相次いでいるが、その中でもアジアドラマフリークの熱い視線を集めたシャオ・ジャン主演最新作「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」が、11月4日(木)より衛星劇場で日本初放送となる。

シャオ・ジャン主演のファンタジー時代劇「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」
シャオ・ジャン主演のファンタジー時代劇「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」

(C)New Classics Media 2021

「斗羅大陸 ~7つの光と武魂の謎~」の原作は、コミックやゲーム、アニメ化などメディアミックス展開で成功してきた唐家三少による同名ファンタジー小説。単行本の発行部数は1000万セット超という大人気ぶりで、ドラマ化のニュースが流れるとたちまち大きな話題を呼んだ。その主演を射止めたのが、中国トップ俳優の仲間入りを果たしたシャオ・ジャンだ。

「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」
「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」

(C)New Classics Media 2021

2016年にC-POPグループ"X玖少年團"のメンバーとしてデビューしたシャオ・ジャン。アイドル活動と並行し俳優としてもキャリアを重ねてきた彼は、2017年に撮影され昨年ようやくお披露目された話題作「狼殿下(原題)」(衛星劇場にて放送中)に出演。ダレン・ワン演じる王子とヒロインを取り合う賞金稼ぎの疾沖を演じ、女性ファンを中心に注目されてきた。

転機となったのはもちろん、BL武侠小説を麗しいブロマンスへと昇華させた「陳情令」での魏無羨(ウェイ・ウーシエン)役。自由奔放で屈託のない魏無羨のキャラクター性はもちろん、戒律を重んじるワン・イーボー扮する藍忘機(ラン・ワンジー)との深い絆、また耽美で神々しさすら感じられる世界観には、熱狂的なファンを生み出した。その人気ぶりは、日本でもTwitterのトレンド入りを果たすほどで、その余韻が今なお消えずに残っている。

「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」
「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」

(C)New Classics Media 2021

そんな「陳情令」から一転、ファンタジックな時代劇「斗羅大陸 ~7つの光と武魂の謎~」において、シャオ・ジャンが体現しているのは、特別な力"武魂"を持つ青年、唐三(タン・サン)役だ。

物語の始まりは、唐三が酒浸りの父と暮らす聖魂村(せいこんむら)での貧しい日々。家仕事の傍ら、人目を忍んで秘伝の書「玄天宝録(げんてんほうろく)」の修練に励んでいるが、まだ少年の面持ちが残る唐三は、周囲の大人たちからも子ども扱いされ、自身に秘められた力の可能性も知らされていない。

だが瞳は好奇心でキラキラと輝き、突然現れた魔物"魂獣"にもひるまず向き合うなど、只者ではない片鱗も覗かせる。そんな若く可能性溢れる唐三を、シャオ・ジャンが実にフレッシュに演じている。

「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」
「斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~」

(C)New Classics Media 2021

やがて唐三は"魂師(こんし)"になるための初等魂師学苑に推薦入学し、自らに秘められていた類まれな力に目覚めていく。シャオ・ジャンのすらりと伸びた長身と彫りの深い端正な顔立ち、そしてよく通る発声が、"選ばれし者"である唐三に説得力を与えている。そして何より、まだ何者でもない唐三が勇気と好奇心で前に進んでいく姿は、見ていて気持ちがいい。

「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」
「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」

(C)2019 New Classics Media Corporation

180cmを超える長身で、華麗にアクションもこなすシャオ・ジャンの存在感は、中国大陸の壮大な自然を背景に繰り広げられる時代劇では特によく映える。

圧巻のスケール感を漂わせる「陳情令」はもちろん、そのブレイク前に撮影された「狼殿下(原題)」(2020年)、また、両親の仇を討つため武術界の一門に弟子入りし、強大な敵に立ち向かう主人公・小凡を熱演した主演映画『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』(2019年)...と、実際に時代劇への出演が相次でいるシャオ・ジャン。そのダイナミックな世界観の中でも威風堂々とした立ち姿を見せ、独自の魅力を放ってきた理由がよく分かる気がする。

「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」
「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」

(C)2019 New Classics Media Corporation

今やアジアのトップ俳優と呼ばれる存在にまで一気に駆け上がったシャオ・ジャン。そんな彼が、全40話にわたる大河作品「斗羅大陸 ~7つの光と武魂の謎~」で見せるフレッシュな"少年の輝き"と、そこから青年としての自信を身につけ、自然と独特の色気を放っていく過程は、清々しくもあり、魅了されること必至。「陳情令」と並び、シャオ・ジャンのもう一つの代表作といえそうだ。

文=酒寄美智子

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放送情報

斗羅(とら)大陸 ~7つの光と武魂(ぶこん)の謎~
放送日時:2021年11月4日(木)21:00~
※毎週(木)21:00~(2話連続放送)
ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。
放送日時:2021年11月5日(金)21:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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