ブライトも推す異色のタイドラマが大反響！ナノンら新スターを生んだ「The Gifted」とは？

昨今、アジアを中心に人気を誇り、日本でも注目を集めているタイのドラマ。GMMTV社が手がけた「SOTUS／ソータス」(2016年)や「2gether」(2020年)といった大ヒットドラマに代表されるように、タイドラマブームの主流にあるのは、学園を舞台にした爽やかな青春ドラマが多い。

そんな中、「2gether」のサラワット役で人気を集めたブライト(ワチラウィット・チーワアーリー)が、2021年に開催された日本向けのオンラインファンミーティングでおすすめ作品として紹介し、異色の学園ドラマとして反響を呼んだ作品が「The Gifted」シリーズだ。

2018年に本国で開始放送された「The Gifted」は特殊な能力を持つ学生たちの戦いを描いたSF学園サスペンス。

舞台は成績によってクラスが分けられ、生徒の待遇までも変わるエリート学校。落ちこぼれだったにも関わらず、最上位クラス"ギフテッド・プログラム"に合格した主人公のパン(ナノン／コーラパット・クッパン)は、マインドコントロールの能力を開花させながら、触れるだけで電子機器を操れるウェーブ(チモン／ワチラウィット・ルアンウィワット)や、サイコキネシスの能力を持つオーム(シング／ハリット・チーワガールン)ら、ユニークなクラスメートたちと共に、能力をめぐる陰謀へと巻き込まれていく...という内容だ。

エリート主義に一石を投じるようなメッセージ性を超能力というSF的要素で包み込んだ寓話的な物語で、次第にギフテッド・プログラムの秘密や登場人物の過去が明らかになる。この二転三転する予測不能な展開で視聴者を引きつけ、ティーンエイジャーシリーズとして同年の最高視聴率を獲得した。

そして、前作の"その後"を描いた「The Gifted Graduation」が、5月14日(土)からテレ朝チャンネル1にて日本初放送を迎える。前作のラストの衝撃的な結末から2年後――学校に、新入生のタイム(パトリック／ナンタワット・フィンラー)が入学したところから始まる。

ギフテッド・プログラムは、パンたち15期生が起こした事件をきっかけに閉鎖されていたが、タイムが同級生のグレース(プリム／シャニカーン・タンガボディー)の協力を得て署名活動を行ったことを機に再開されることに。パンを中心とするギフテッド・クラスの生徒たちは、再び力を合わせて新たな戦いに挑むことになる。

主人公のパンを筆頭に、オーム、ウェーブら前作の主要キャラクターが引き続き集結するほか、新たなキャラクターとして、プログラムによって人生が輝くと信じる新入生のタイムやグレース、タイムの先輩で風紀委員のサード(プーウィン／プーウィン・タンサクユーン)らが加入。プログラムの再開に伴い、新たな勢力として物語を盛り上げていく。

学園モノゆえ多くの生徒キャラクターが登場する「The Gifted」シリーズは、GMMTVのBL作品に出演している俳優が集結している点も見どころの1つ。例えば、シリーズの顔であるパン役のナノンは、芸能一家のサラブレッドで、2021年には「Bad Buddy Series」でプライベートでもとても仲の良いオーム(パワット・ジッサワンディー)と共に、カップルを演じ大きな話題を集めた。

「Theory of Love／セオリー・オブ・ラブ」(2019年)など、OffGun(オフ＆ガン)のカップリングで人気を集めた"ガン"ことアッタパン・プーンサワットも、強烈なインパクトを放つ、ギフテッド・プログラムの生徒・プン役として登場。また、今作から新加入したサード役のプーウィンも、「Fish Upon the Sky」(2021年)、「Never Let Me Go」(2022年)と主演作が相次いでいる最旬スターだ。

これまでのタイドラマとはいっぷう異なる学園ドラマながら、GMMTV作品ではおなじみの主役級スターたちによる演技合戦も見もの。BLドラマからタイドラマにハマったという人も新鮮な驚きが得られるはずだ。

文＝HOMINIS編集部

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