視聴率女王ハ・ジウォンが初の医師役を演じる『病院船』が出航

韓国でも人気の高いメディカルドラマ。これまでにも病院を舞台にしたドラマは数多く作られてきた。そんな中、次々に出演作をヒットさせ「視聴率女王」と謳われるハ・ジウォンがこの秋、自身初の医師役で、ミンヒョク（CNBLUE）とともにW主演を務めるのがドラマ『病院船』。無医村の島を回る病院船で繰り広げられるヒューマンドラマの見どころを紹介する。

今までになかった船が舞台のメディカルドラマ

毎年さまざまな作品が作られている人気ジャンルのメディカルドラマ。『浪漫ドクターキム・サブ』『グッド・ドクター』など、主人公が一風変わった規格外の天才外科医、というのが近年の傾向だった。いずれもその作品ならではの面白さがあるが、『病院船』は主な舞台が船というのが今までにない設定。設備の整った病院ではなく、狭い船内で行われる診療や施術が新鮮な印象を与える。ロケ地となった韓国南部の巨済（コジェ）島周辺の海や山などの自然の美しさも目を引く。

主人公はクールな外科医と自由奔放な内科医

ソウルの大病院で昇進を目前にしながら、ある事情から病院を去ることになったソン・ウンジェ（ハ・ジウォン）。恋にもおしゃれにも興味はなく、同僚が尻込みするような難手術に動揺することなくクールに執刀する優秀な外科医だ。そんな彼女が病院船で出会うのが、自由奔放な魅力の内科医クァク・ヒョン（ミンヒョク）。普通の医師は嫌がる病院船勤務を自ら志願した責任感の強いヒョンと、ウンジェが時にぶつかり合いながらも協力して患者を救っていく。

ハ・ジウォンとミンヒョク（CNBLUE）、話題のカップリング

ハ・ジウォンはキャリア20年のトップスター。外科医役を演じるにあたり解剖学から勉強を始め、縫合の練習を毎日繰り返したというだけあって、初めての医師役とは思えないと絶賛された。一方のミンヒョクはCNBLUEとして2010年に歌手デビューし、『相続者たち』『タンタラ〜君を感じてる』などで俳優としても活躍はめざましいが、ハ・ジウォンとのW主演は大抜擢。期待に応えて、恋愛初心者のウンジェを優しく包み込むヒョンを自然な演技で見せている。ちなみにハ・ジウォンとミンヒョクは同じ誕生日（6月28日）で、実年齢はちょうど13歳差。年の差を感じさせない二人のロマンス演技も大きな見どころだ。

脚本は『ファン・ジニ』でハ・ジウォンにKBS演技大賞をもたらしたユン・ソンジェ。今回も彼女の魅力を最大限に引き出している。さらに、島の人々と個性的な病院船スタッフの温かな交流も感動的。医療インフラの足りない島でケガや病気に見舞われた人々がウンジェたちに救われ、彼らは逆にそんな島民たちから働く意義を教えられて、医師として人間として成長していく。また、人気ガールズグループAOAのミナが看護師役で登場。二人の新人イケメン俳優、イ・ソウォン、キム・インシクが若き医師役を務めているのも見もの。韓国では放送開始から視聴率トップを独走する人気作となった今作で、メディカルドラマの新たな魅力に触れてみよう。

Writer：小田香

※この記事はヨムミル！ONLINEの転載になります。

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