「ヴィンチェンツォ」から一変、テギョン(2PM)が初の時代劇で見せた嫌味のない「天然お坊ちゃま」

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

メンバー全員が兵役を終え、2PMが完全体でカムバックした2021年。その年を代表するヒット作となった韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」で俳優として高評価を得たのが、"演技ドル"の代表格であるテギョンだ。

「ヴィンチェンツォ」では初の悪役に挑戦し、自らの欲のためなら躊躇なく他人を排除する狂気の演技が衝撃を与えた。そんな「ヴィンチェンツォ」から一変、俳優・テギョンの振り幅を知ることになったのが、その後に放送された時代劇「御史(オサ)とジョイ(原題)」だ。

テギョン(2PM)が初の時代劇に挑んだ「御史(オサ)とジョイ(原題)」
テギョン(2PM)が初の時代劇に挑んだ「御史(オサ)とジョイ(原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

衛星劇場にて6月24日(金)に第1話が先行放送される「御史(オサ)とジョイ」は、テギョンが初めて挑むコミカルな時代劇。ひょんなことから"暗行御史(アメンオサ)"に任命されたラ・イオン(テギョン)が、幸せを探して突き進むバツイチのヒロイン、キム・ジョイ(キム・ヘユン)とタッグを組んだ"カップル捜査ショー"が展開される。

韓国ドラマファンなら一度は聞いたことがあるであろう"暗行御史"は、朝鮮王朝時代に地方官僚たちの不正の監視と民心の調査のために王が派遣した特使。その特殊な職務から数々のドラマや小説の題材にされている。

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

美食家のお坊ちゃまでありながらカリスマ性溢れる暗行御史――そんなギャップを持つイオンは、元々は出世に関心のないインドア派だったが、たまたま引き受けた特命で平穏な人生が狂い始める。テギョンは「ヴィンチェンツォ」で披露したダークなオーラを一切封印した"ホダン(しっかりしているようで実は抜けている人)"ぶりが秀逸。真剣であればあるほどおかしさが増し、さらにジョイの前でさらけ出される恋愛経験に乏しい一面など、完璧ではない人間らしい魅力をうまく表現している。

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

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「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

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「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」(2018年)で注目され、ロウン(SF9)と共演した学園ドラマ「偶然見つけたハル」(2019年)でブレイクしたキム・ヘユン扮するジョイとのドタバタコンビプレーも大きな見どころ。イケメンで変わり者のイオンと、強くハツラツとしたジョイという正反対の"カップルケミ"は大きな反響を呼び、多くのときめきをもたらした。

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

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不可解な事件に遭遇したイオンが、調査をする過程で偶然出会ったジョイ。いがみ合っていたはずの2人が、行動を共にするようになるにつれ、次第に距離が縮まっていく...。その過程が丁寧に紡ぎ出される一方で、彼らのコミカルで愛らしい掛け合いや、胸が高鳴るロマンティックなシーンも満載。くるくると表情が変わる表現力豊かなキム・ヘユンと、それを全身で受け止めるテギョンが後半に見せる切ない芝居にも注目してほしい。

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

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「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

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近年はロマンス時代劇のヒットが相次ぎ、同じく2PMのジュノ主演作「赤い袖先(原題)」も同ジャンルの歴史を塗り替えるほどの大ヒットを記録。そんなチームメイトにも負けず劣らず、長身と端正なマスクに恵まれたテギョンが着こなす凛々しい韓服、緩急自在な演技力で魅せた"天然お坊ちゃま"と"カリスマ御史"の好演を見逃す手はない。

「御史(オサ)とジョイ(原題)」
「御史(オサ)とジョイ(原題)」

(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

文=川倉由起子

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放送情報

御史(オサ)とジョイ(原題) 第1話先行放送
放送日時:2022年6月24日(金)21:30~
※レギュラー放送は7月22日(金)より毎週(金)23:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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