J-JUN with XIA (JUNSU)としてジェジュンとタッグを組み、6月に最終回を迎えたドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」の主題歌にも起用されたシングル「六等星」が注目を集めたジュンス。
3年3ヶ月ぶりの来日コンサート「KIMJUNSU 2022 CONCERT 'DIMENSION' in TOKYO」が7月8日(金)~10日(日)の3日間にわたって開催されることも決定するなど、待ちに待った日本での音楽活動にファンが歓喜している。
歌手としてだけでなくミュージカル俳優としても高い評価を持つジュンス。ミュージカルデビュー作「モーツァルト!」(2010年)からコンスタントに経験を重ね、2012年の「エリザベート」では「韓国ミュージカル大賞」で主演男優賞を受賞。2015年の「デスノート The Musical」では天才探偵Lをミステリアスかつ独特な佇まいで表現し、2016年の「ドリアン・グレイ」では主人公の破滅の過程を力強く表現した。
近年では、10年ぶりに同じ役を演じた「モーツァルト!」(2020年)、2014年の初演から4シーズンにわたって連続出演する「ドラキュラ」も大きな話題を呼び、誰もが認める韓国最高のミュージカル俳優として不動のポジションを築いている。
6月に日本でも配信され注目を集めた韓国オリジナルミュージカル「エクスカリバー」(2019年・2021年)では、王になる宿命を背負ったアーサー役を熱演したジュンス。劇中のナンバーも彼にしか出せないエモーショナルな歌が秀逸。独特のハスキーな声色、これでもかというほど役を投影して歌い上げる歌唱力は圧巻の一言だ(衛星劇場では、ジュンス、SEVENTEEN・ドギョムと共に主役に抜擢されたKAIの出演回を7月9日に放送)。
また、2012年に初演した「エリザベート」の10周年公演への出演も先日発表されたばかり。"死(トート)"の擬人化という特異な役を演じるジュンスは、これまでの公演でも、微細な息の音まで緻密に計算した役作りが絶賛されており、凄まじい反響を巻き起こしてきた。神秘的なキャラクターを全身全霊で表現する歌唱シーンは、トートが憑依したとしか思えない感情の昂ぶりが鳥肌ものだ。
ミュージカル俳優としての実績は枚挙にいとまがないジュンスだが、その飾らない人柄もファンを魅了し続ける要因の一つ。そんな彼が素顔をさらけ出し、唯一無二の歌声や感性をいかんなく発揮した音楽バラエティが、衛星劇場にて7月15日(金)から放送される「ジュンスのスロートリップ」だ。
同番組は美しい自然の景色とグルメが魅力の島、済州(チェジュ)を舞台にした音楽ヒーリングバラエティで、ジュンスが英国出身歌手のアンコッドと一緒に、気の向くままに食べて、飲んで、歌う様子に密着し、そのありのままの姿を映し出していく。
第1話では、久しぶりの済州島に心躍らせながらスーツケースをまとめる姿から、空港に降り立ち、初対面のアンコッドと初めて会話を交わす様子がフォーカスされる。なぜか瞑想スタイルで待ち構えるアンコッドにフランクに声をかけるも、"韓国語が話せないフリ"という彼のいたずらに翻弄されてしまうジュンス。そんな冗談も笑顔でやり過ごし、すぐに打ち解けていく2人。聞き上手なジュンスの気さくな人柄も、さりげなく人を気遣う優しい一面も、道中で徐々に露わになっていく。
幻想的な島の風景と美味しい食材の数々が2人のアーティストにどんなインスピレーションを与えるのか...?大自然をバックにした、まるで一枚の絵のような美しい路上ライブには魅了されること必至。アンコッドの即興ギター演奏に最初は慌てつつ、すぐにメロディーに溶け込んで呼吸を合わせながら歌うジュンス...など、普段の完成されたステージでは見られない貴重なシーンにも注目してほしい。
文=川倉由起子
放送情報
ジュンスのスロートリップ
放送日時:2022年7月15日(金)22:30~
※毎週(金) 22:30~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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