来日ファンミに期待が高まるソ・イングク、人気俳優へと飛躍を遂げたその「原動力」

「王の顔」のソ・イングク(素材提供:衛星劇場)
「王の顔」のソ・イングク(素材提供:衛星劇場)

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2014 The King’s Face SPC. All rights reserved

8月に東京・大阪での来日ファンミーティング「2022 SEO IN GUK FANMEETING One [Summer]day:HEART&LOVE」を控えているソ・イングク。2009年にソロ歌手としてデビューし、初主演に抜擢された「応答せよ1997」(2012年)でブレイクして以降、数々のヒットドラマで多彩なキャラクターを演じてきた。

そんなイングクが初の時代劇に挑戦し、暴君として扱われてきた第15代王・光海君(クァンヘグン)に新たな息吹を吹き込んだドラマが「王の顔」(2014年)だ。政権闘争が激化する16世紀末の朝鮮王朝を背景に、その波乱万丈な人生を"観相"によって乗り越えていく光海君をイングクはどのように演じたのか?当時のインタビューから改めてその役づくりの裏側を掘り下げてみた。(※このインタビューは、2015年2月に衛星劇場で日本初放送した際のインタビューです)

ソ・イングクが時代劇に初挑戦した「王の顔」
ソ・イングクが時代劇に初挑戦した「王の顔」

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――出演を決めた大きな理由は何ですか?

「光海君というキャラクター自体に魅力を感じました。もちろん大変だろういうことは予想していましたよ。波瀾万丈な人生ですし、あらゆる陰謀や誤解で苦しむことになるだろうと思っていました。でも、光海君がそういったことに対して知恵を絞って乗り越え、成長していくストーリーだったので、僕が光海君の成長過程をどう演じられるか?そういった姿を視聴者の皆さんにぜひ観てもらいたいと、心が弾んだんです。それが、このドラマに出演しようと決めた決定的な理由ですね」

――光海君を演じてみて、どんなところが面白かったですか?

「時代劇に挑戦するのは今作が初めてなんですが、俳優さんたちとの演技における呼吸の合わせ方が、現代劇とはまったく違うのが面白かったですね。話し方ももちろん違いますし、時代的背景も服装も違って...。撮影現場を見渡したら、昔の雰囲気が漂っていて不思議な感じがしました。
それに、相手の役者さんとの呼吸の"間"が現代劇より長いことが面白かったですね。その"間"を表情だけで演じるのですが、表情で隠した心理というものが、僕は少しスリラーっぽいなと思ったんです。言葉で言っていることと心の中で思っていることが違ったり、"ありとあらゆる思い違い"が本当に面白かったですね」

「王の顔」
「王の顔」

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――イングクさんが視聴者の方に必ず観て欲しいという名場面は?

「今作は光海君の成長ストーリーで、波瀾万丈の人生を描いているんですが、その中で僕が本当につらい思いをしながら、撮影したシーンがいくつかあるんです。1つは、爽快なアクションシーンですね。そして最もつらくて記憶に残っているシーンは、僕が馬小屋を掃除する場面です。その時は真冬だったんですが、全身水浸しになり、本当に大変な思いをしながら撮影したんです。忘れたくても忘れられない...僕なりに一番大変だったシーンですね」

「王の顔」
「王の顔」

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――"観相"が大きなテーマとなっていますが、ご本人は"観相"についてどう思っていますか?

「100%信じているわけではありませんが、自分にとって良い内容は聞き入れたいですね(笑)。王の役を演じるので、実はこの役を演じても大丈夫なのか見てもらったんですよ。そうしたらありがたいことに『良い眉毛を持っている』と言われました。眉毛に王らしい威厳やカリスマがあると言われたので嬉しかったです」

「王の顔」
「王の顔」

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――オーディション番組で優勝して、歌手、そして俳優へと飛躍されてきましたが、その原動力は何だと思いますか?

「僕はどんなことでも、まずは楽しもうと考える性格なんです。つらい時も多いですが、時間が経って友達とその時の話をすると、良い思い出として話せる場合もあるじゃないですか。もちろん、その時は本当につらいのですが、何日か後に『あの時本当にキツかったよね』『でも、楽しくなかった?』って話せることが嬉しくて好きなんです。つらいことに耐えながら経験することによって成長するということが、僕の原動力になっているんだと思います」

文=HOMINIS編集部

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放送情報

王の顔
放送日時:2022年8月11日(木)15:20~
※毎週(木)(金)15:20~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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