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というわけで、ここからは各シリーズの特徴を紹介。まずは公開から20周年を迎えた、サム・ライミ監督、マグワイア主演の「スパイダーマン」の注目すべきポイントを振り返っていこう。
1990年代から始まった実写映画へのCGを使った映像効果も、この作品が発表された2002年には、デジタル技術も成熟途上とは言え、様々なことにチャレンジできるほどになっていた。なかでも「スパイダーマン」を再現するために不可欠な、都市の映像表現に関しては、CGによってバーチャル空間的にニューヨークの街を構築することが可能になり、ビルの谷間をスイングするスパイダーマンの姿を違和感なく描くことができるようになった。また、ビルとビルの間をスイングしながら撮影することができる特殊なカメラが開発されたことで撮影の幅も広がり、広大なセットやワイヤーを使ったスタントワークなどの最新技術を駆使することによって、それまでは不可能と言われていたコミックスのイメージどおりのスパイダーマンの活躍を、実写映画として表現することが可能となったのだ。
監督に起用されたライミ自身もコミックスのファンであり、強い思い入れと情熱を持って作品に取り組んだことで、「スパイダーマン」の第1作は大ヒットを記録する。原作コミックス初期のイメージを踏襲した引っ込み思案な青年ピーター・パーカーが、自らの過ちを契機にヒーローとして成長する姿を軸に、恋人であるメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)や、親友でのちにスパイダーマンを父の仇だと思うようになるハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)との関係性を描くという、青春映画としての要素も加わり、本作の完成はアメコミ作品の映画化の可能性を広げた。
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シリーズは2007年公開の第3作まで製作され、そのヒットを受けて第4作も企画されていたが、製作のソニー側と監督のサム・ライミ側の意見が合わず、残念ながらシナリオ段階で製作は中止となってしまった。シリーズ3作品を経て、より大人に成長するピーターの姿を見たかったファンも多かったことだろう。
それから5年後の2012年、マーク・ウェブ監督、ガーフィールド主演でリブートされた『アメイジング・スパイダーマン』が公開される。マーク・ウェブは『(500)日のサマー』(2010年)で見せた恋愛映画的な手腕が評価されての抜擢であり、ガーフィールド演じるピーター・パーカーと、ヒロインであるエマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーの関係性がより強調された作風になっている。また、ピーターの性格描写も、いじめられっ子的な暗さが緩和され、むしろ、自身の両親の謎を追う展開やオズコープという巨大企業の闇に迫るダークな雰囲気など、ライミ版とは印象が異なる作品となっている。CGを駆使したデジタルVFX技術はさらに進歩し、スパイダーマン自身の視点から見せる体感的ウェブ・スイングやスピーディかつダイナミックなアクションによって、没入感がさらに高まった映像は評価も高い。
しかし、本シリーズは、当初は3部作の製作が予定されていたものの、2作目となる2014年公開の『アメイジング・スパイダーマン2』で終了となってしまった。その結果、シリーズ2作目のクライマックスで描かれた恋人のグウェンの死という衝撃を、ピーターがどのように乗り越え、ヒーローとしてさらに成長したかが語られずに終わってしまっている。








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