伊東健人が1stEP「華灯」の聴きどころや、自身が目指すアーティスト像を語る!

――「華灯」というタイトルに決めた理由はなんですか?

「タイトルの大元は『街の灯』からイメージが出来上がっていきました。『真夜中のラブ』だったら同じ夜中でも店の看板やオフィスビルの照明で明るさや色が変わってくる。そういう街が照らされる明かりの色の差、時間帯にスポットを当てたら面白いかなって。だから『灯』という字に注目して、そこにカラフルな意味合いで『華』を入れると大人の空気感が含まれていくような感じがして、悩みながらスタッフさんたちと選びました」

――リード曲「sugar」の聴きどころを教えてください

「この曲は僕が友達同士の会話からインスピレーションを受けた曲で、『幸せ』って何だろうというところから始まっています。ただ重い意味ではなくて、例えばご飯がおいしいだけでも幸せを感じますよね。それぐらいの軽いノリで話していることをメモにしたもので、作詞作曲のクレジットに僕の名前は入ってないんですけど、思想を濃く反映してもらっていて、その思いが昇華された曲になっています」

――レコーディングで印象に残っていることはありますか?

「自分の音域に合っていてすごく歌いやすかったんですけど、難しさみたいなものを要所で感じることは多かったです。キャラクターソングはキャラクターとしてニュアンスが出せているかが一番で、それ以上の細かいところは求めていなかったりするんですよね。でも、個人の活動だとキャラクターを背負っていないので、世界観や歌詞を伝えるための歌い方にこだわりの比重が置かれるようになって、いろいろなところがシビアになってくる。声優ってなかなかそういう機会がないので、こだわれる代わりにレコーディング時間も長くなるし、すごく考えながら歌っているので意外と疲れました。『sugar』は4曲の中で一番シンプルに聞こえる曲かもしれないですが、シンプルだからこその難しさがありましたね。終わった後は甘いものが欲しくなったので、シュガーのたっぷり入ったチョコがおいしかったです(笑)」

――最後に読者の方へメッセージをお願いします

「昨年、デジタルでシングルをリリースしていますが、CDとしてはこれが1枚目になるので、新たなスタートだなと思っていますし、名刺代わりになる作品が生み出せた嬉しさを感じています。今回の1stEP『華灯』は、曲ごとにスポットを当てている時間帯があって、4曲まとめて順番に聞くと時間帯が変わっていくことに気付くことができるようになっています。曲の世界観も楽しめると思いますので、まずは曲順に聴いてみてください」

撮影・取材・文=永田正雄

この記事の全ての画像を見る

放送情報

伊東健人 1stEP「華灯」
2023年2月15日(水)発売
https://ito-kent.com/

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物