――タイトルに込めた思いを教えてください。
「私の『なぎさ』という名前は『波が行き来する渚では、そこにある石ももろくなって最後にはなくなってしまう。でも、どんな荒波が来ても負けない強い心を持った女性になってほしい』という意味を込めて両親がつけてくれたので、実際に渚で撮影して表紙にしたかったという思いがあったのと、"素の私や今までの経験が全て詰まったいろいろな私が見られる"という意味を込めて、他の候補など無くすぐに『Nagisa』と付けさせていただきました」
――完成した写真集を見て、どのように感じられましたか?
「写真のチェックやセレクトにも関わらせていただいたのですが、現物を手にしたときはやっぱり満足感がありました。最後まで見ても、どんどん違う表情が出てきて飽きないですし、撮影場所も衣装も違って、全部違う青山が見られるので、自分の写真なのに『この写真集めっちゃいい!』って素直に認められるくらいお気に入りの1冊になりました。
普段とは違った表現ができて、これが今後のパフォーマンスにも役立つと思いますし、『やってよかったな』ってしみじみ感じましたね」
――個人的に注目してほしいポイントは?
「最後の方の白の透け感のある衣装で海辺で撮影したカットなのですが、すごく幻想的で普段撮らない雰囲気で自然体の表情も多いんです。足に泥が付いていたり、最後のページの顔のアップのカットは髪が顔にかかっていたりと、写真集でなければ見られないカットなので、『なぎちゃんってこういう感じのも挑戦するんだ』って思っていただける新しい私を見ていただけるんじゃないかなと。『プライベートで仲のいい友達と海で遊んでいる時ってこんな感じなのかな』って思っていただけると思います」
――「Liella!」でグループ活動もされていますが、声優ということで声での表現がメインとなる活動の中で、写真という声の表現とは違った表現についてどう感じていますか?
「グラビアってすごく難しいなと思っています。体のラインを見せることやポーズで表現することって声優としてはあまりやらないですし、『Liella!』の活動ではライブパフォーマンスの中でちょっと腰をひねったり肩を入れてみたりはしますけど"いかにかわいく見せるか"という感じで、"自然体で大人っぽく"というようなことは普段やらないので。
今回の撮影でも、実際に写真を見てみないとどのような仕上がりになるかが分からなかったので、撮影中にちょっと大げさにポージングしてみてちょっとずつナチュラルに戻していくといった感じで、写真を選ぶ時のために幅を増やすように意識しました。
一方で、なるべく自然体の私を見ていただきたいという思いもあったので、一連の動きをそのまま収めてもらったりとか"引き"で撮ってもらったりして、普段の撮影ではできないことをいろいろやらせていただいて、この写真集を通して表現の幅が広がったんじゃないかなと思います」
販売情報
青山なぎさ 1st写真集「Nagisa」
2024年2月28日(水)発売
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-790154-2
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