梶裕貴が「となりの妖怪さん」で猫又役を演じる心境を明かす「声優冥利につきる役を任せて頂きました」

nohoによる人気コミックが原作のTVアニメ「となりの妖怪さん」が2024年4月7日(日)2:00よりABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット「ANiMAZiNG!!!」枠にて放送されることが決定。妖怪と人と神様が共に暮らす縁ヶ森町を舞台に、ちょっと不思議で優しい"繋がり"の物語を描く同作。20歳を迎えて新生し、人間の言葉が話せる" 猫又"になったぶちお役を演じているのが、人気声優・梶裕貴だ。今回、放送に先駆けてインタビューを行い、作品や役柄に対しての思いを聞いた。

猫又のぶちおを演じる梶裕貴
猫又のぶちおを演じる梶裕貴

――本作の原作コミックや台本を読んだ時の第一印象は?

梶「絵柄や表紙の雰囲気から『ほのぼのとした日常を描いた作品なのかな?』という印象で読み始めたのですが、意外にも冒頭から、想像していた以上にシリアスなドラマもあって、ちょっと驚かされましたね。でも、そんなミステリー要素もあるからこそ、その後の展開がとても気になって。それから、キャラクター1人1人にしっかりスポットが当たるエピソードが用意されているのも、本作の魅力的なところだと感じました。人間も妖怪も、誰もが弱さやネガティブな部分を抱えていて、それと正面から向き合っていく様子に心動かされるんです。第1巻を読み終わる頃には、『なるほど、これはアニメ化されるべき作品だ』と深く納得していました」

――本作で演じられる猫又のぶちおはどんなキャラクターですか?

梶「ぶちおは、見た目としては猫のキャラクター。けれど......人間と一緒に暮らして、当たり前のように生活感のある会話もするので、もうセオリーなんて関係なくて(笑)。いろんなアプローチの仕方がある役だなと感じました。ぶちおは20歳で猫又になるんですけど、心の年齢感をどうするべきかが問題で。20歳は、猫としては天寿を全うするぐらいのかなり長生きだけれど、猫又としては新参者にあたるわけです。ある種、達観している要素があった方がいいのか? はたまた、猫又としてまだ慣れていない新人感を立てたほうがいいのか? ビジュアル的に声帯は猫なんだろうか? もちろん人間と変わらない声でも成立するしな? と、あらゆる角度から思考を巡らせました。なので、テープオーディション時には"人寄り"と"猫寄り"、ふたつのパターンの声を送りましたね。その後、スタジオオーディションに進んだ際に、『どちらのパターンが、より先生のイメージに近いか?』という議論になり、結果、『猫には寄せず、人間と変わらない声質で演じてみてほしい』という形に落ち着きました。」

この記事の全ての画像を見る

放送情報

TVアニメ「となりの妖怪さん」
放送日時:2024年4月7日(日)2:00~
チャンネル:ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット 『ANiMAZiNG!!!』枠
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物