東山奈央、生演奏ならでのアレンジで魅せた初となるビルボード公演 ライブレポート到着

「ゆれる」でのチェロとアコーディオンの見事な掛け合いを振り返りつつ、これまでのライブへの充実ぶりを話した東山は、ここでバンド名が「レインボードッグス~室内犬~」に決定したことを報告。すると、東山のライブでは恒例のお水のやりとりが。しかし、厳粛な空間で行われるBillboard Liveということで、「お水おいしゅうございますか~?」といつもよりもフォーマルなやり取りが行われた。

中盤のブロックでは、7年ぶりに披露された「StarLight」、生演奏ならではの豪快なアレンジで魅せる「グー」を立て続けに披露。アコースティックライブで披露されるとは予想できなかった「さよならモラトリアム」では、遊び心のあるアレンジで、音楽と向き合う東山の無邪気な姿が会場にさらなる熱気を生み出す。

世界観の異なる3曲を披露し終わった東山は「アコースティックにハマっちゃいそう」としみじみ。「いろんなジャンルを聴いてきたからこそ、次はどストレートなアコースティックが沁みるんじゃないかなと思いまして、みんなも大好きな2曲を聴いていただきたいと思います」と語り、披露されたのはTVアニメ「月がきれい」のEDテーマになった「月がきれい」。冒頭ハプニングもありつつも、楽曲の世界観を引き立てるようにじっくりと歌を届けた。「群青インフィニティ」では観客のクラップに応えるかのように、拳を振り上げながら、力強く歌い上げる。全10曲のライブを終えた東山は、アンコールを惜しまれながらも、最後の楽曲「冷めない魔法」をパワフルなアレンジでパフォーマンス。盛大な拍手に包まれる中、「今日は本当にありがとうございました!」と感謝を届け、笑顔でステージを後にした。

初めてのアコースティックライブをビルボードという大舞台で成功させた東山。再びこのあたたかな一体感に溢れるアコースティックライブが帰ってくることを心待ちにしたい。

取材・文=川崎龍也

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公演情報

NAO TOYAMA Billboard Live 2024 “p.rhythm”
Billboard Live OSAKA(大阪)/Billboard Live YOKOHAMA(神奈川)
大阪:2024年5月12日(日)
神奈川:2024年5月18日(土)/19日(日) 各日2部制

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