ついにZeppツアー開幕!花澤香菜が横浜公演でファンと共有したかけがえのない瞬間 

声優デビューから21年を迎えた花澤は、14歳で初めてアフレコ収録したことを振り返りつつ、「(30代になって)改めて選択した先にはついて来てくれる人たちがいて、新たに関わってくる人たちがいて、一緒に歩んでくれることの有り難さを感じています。これからも初心を忘れずに、周りの人たちを大切に関わって良かったなと思えるようなお仕事ができたらなと思っています。皆様どうぞこれからもよろしくお願いします」と感謝を告げると、大きな拍手が会場を包み込んだ。

「いつ歌っても未来にワクワクできる曲」と語り披露された「恋する惑星」は、ステージのバックが星空のようなライトで照らされ、花澤がときおり力強く拳を突き上げながら、噛みしめるように歌い上げる。ピアノの切ないイントロから幕を開ける「灰色」では花澤の繊細な歌声を響かせた。本編ラストとなる「Love Me」では、かけがえのないこの瞬間を噛みしめるように歌っている花澤の姿が心に残った。

まもなくすると会場からはアンコールが鳴り響く。ピンクのTシャツとジーンズにラフな衣装にチェンジした花澤がステージに登場すると、アンコール1曲目に披露されたのは「あしたの向こう」。「雲に歌えば」では「声を出していくよー!」という花澤の合図に合わせて「トゥットゥットゥ」のスキャットが鳴り響き、会場が再び一体感で包まれる。花澤だけではなく、バンドメンバーや会場に集まったファンが一緒になり、ライブ空間を楽しんでいた。

グッズ紹介を挟んだあとは、12月7日(土)に山野ホールにてFCイベント「ディスティネーション竜宮城☆」の開催、さらに「HANAZAWA KANA Zepp Tour 2024 "Memoirs and Fingertips"」の追加公演が台湾とマレーシアで行われることが決定し、会場に大きなどよめきが起こった。この日のラストナンバーとなったのは「Moonlight Magic」。「横浜のみんなは私とどうなりたいんだ〜!?」というお馴染みのセリフを投下し、約2時間にわたるツアー初日の幕を下ろした。

取材・文=川崎龍也

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公演情報

「HANAZAWA KANA Zepp Tour 2024 “Memoirs and Fingertips”」

横浜:2024年9月8日(日) KT Zepp Yokohama

大阪:2024年9月22日(日) Zepp Osaka Baysid

名古屋:2024年9月29日(日) Zepp Nagoya

福岡:2024年10月5日(土) Zepp Fukuoka

札幌:2024年10月13日(日) Zepp Sapporo

東京:2024年10月19日(土) Zepp DiverCity (TOKYO)

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