青山なぎさ、ソロアーティストとして踏み出した新たな一歩 ファンとともに作り上げた1st LIVE『KAIHOU』

1st LIVE『KAIHOU』を開催した青山なぎさ
1st LIVE『KAIHOU』を開催した青山なぎさ

声優・アーティストとして活動する青山なぎさが、2024年11月4日に1st LIVE『KAIHOU』を豊洲PITにて開催した。

『ラブライブ!スーパースター!!』の葉月 恋役や『SYNDUALITY Noir』のシエル役、そしてミュージカルでも活躍している青山。今年5月に配信シングル『解放』でソロデビューを果たすと、10月には青山が全10曲作詞を担当した1st Album『解放』をリリースした。今回のライブはタイトルにもあるように、アルバムを引っ提げたものとなっており、セットリストからは青山が楽曲に込めた思いがダイレクトに伝わってきた。

青山なぎさ 1st LIVE『KAIHOU』の様子

青山のアーティストカラーでもある赤色のペンライトに会場が包まれる中、「解放」のMVで着ている衣装とは一転して、シルバーのドレスを纏った青山が登場し「ステップ」を披露した。陽気なメロディに乗せて歌われる青山の歌声に呼応するように、ファンも片手を振って一体感を生み出していく。「みなさん、こんばんは〜! 青山なぎさです」と挨拶した後は、朝日の映像が映し出されたスクリーンをバックに6月に配信リリースされた「キミと」を歌い上げた。

ソロデビューにあたって初めて作詞に挑戦した青山。今回、作詞をするに至った背景には、メディアで思いを伝えるときに本当の気持ちが伝わっているのかわからないという葛藤があったという。青山がうちに秘めた思いは、言霊となってファンに届けられる。

叶わない恋心を歌った「Addicted to you」では青山の妖艶な歌声を響かせると、「シャドウ」では大人な表情を覗かせる。1st Album『解放』のインタビューでは「シャドウ」について、歌声をいつもと変えていることを明かしており、まるでミュージカルの舞台を見ているかのような錯覚に陥ってしまうほど、抑揚のある歌声で魅了した。ミュージカル『ナビレラ』や舞台『かげきしょうじょ!!』といった舞台を経験している青山の真骨頂を垣間見た気がした。

ここまではアップテンポなナンバーが続いていたが、「そよ風」では観客に着席を促して、キーボードをバックにしっとりとした歌声を聴かせる。「Addicted to you」も「シャドウ」も青山の豊かな表情を楽しむことができて素晴らしい体験だったのだが、「そよ風」は青山の繊細でいて力強い歌声との相性も良く、歌唱後にはじんわりと心が温かくなるような感覚を覚えた。1st LIVEにして、ここまで多彩な歌声を披露できるのは青山が歌とまっすぐに向き合ってきたからだろう。

幕間映像では、1st Album『解放』の初回限定盤Bに収録されているロケ映像を青山自身が振り返るという動画が映し出された。用意されたドッキリを一切疑うことなく、無茶振りに挑戦する姿に、会場からは笑いも起こっていた。青山の奮闘ぶりはぜひ初回限定盤Bを購入してチェックしてみてほしい。

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リリース情報

「時が止まればいいのに」
2024年12月6日(金) 0:00 配信リリース
2024年12月6日(金) 20:00 Music Video公開


Blu-ray 青山なぎさ1st LIVE『KAIHOU』
詳細は近日公開

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