
榊原「おふたりや他のキャストの方の声を聞きながら、そこに掛け合う形で声をあてたんですが、皆さんの緊迫感や、シーンを声で構成される力に圧倒される自分がいつつ、すごく引っ張っていただきました」
戸谷「山寺さんがめっちゃかっこよくて、『俺がアルファだ』のシーンなんですけど、テイク終わった後に思わず『かっこいい、今の...』って言っちゃいましたもんね」
――普段映画をご覧になるときは字幕ですか?吹替えですか?
榊原「僕は割と気分によって行ったり来たりしているかもしれないです。あと、吹き替えも出しつつ、かつ字幕も表示させたり。吹き替えだとこう訳されてるけど、字幕だとこうなってるんだとか、意外と差異があって、それぞれのバージョンの差を面白いなと思って観てることが多いです」
戸谷「字幕で観ることが多いですね、基本。向こうの俳優さんの演技とか結構好きで、それを観たいから字幕で観るというのもあります。でも逆に、吹替えでこの人が声をあててるんだというのが気になったら吹替えで観るという感じで、使いわけてるかもしれないです」
――作中ではおふたりが演じる兄弟にピンチが次々と襲い掛かりますが、実際に起こった"ピンチな出来事"はありますか?
榊原「まさにこの間ピンチがあって!夜中に突然、近所のスーパーで売ってるちょっとレアなヨーグルトが無性に食べたくなったんです。あと20分でスーパー閉まるな、いや、でも行けるか、よし!って感じで、電子マネーと一応クレジットカードだけをポケットに入れてスーパーに行ったんですけど、いざ着いたら機器の不具合で電子マネー決済が使えなくて。『こんなこともあろうかと!』と思ってカードを出したら、寝ぼけていたのか、自分の事務所の入館証を持って来ていて、『ちょいちょいちょい!』って...(笑)。でも『どうしてもこのヨーグルト食べたい!どうにか決済したい!』と思って、ダメ元でコートの裏ポケットに何か入ってないか探したら、なぜか500円玉が入ってて!奇跡の決済成功でした(笑)」
戸谷「去年の初めに何もお腹に入れられないくらいの胃腸炎になってしまって、それが三が日だったんですよ。だから病院もめちゃくちゃ並んでたんですけど、うずくまって待ってたら、お医者さんが『ちょっとやばそうだな』と気を遣ってくれて、診察まで少し早く入れてくれたんです...。そこで点滴もしてもらって、なんとか治ったというのがありました」
榊原「ちゃんとピンチだ!」
戸谷「そう、ちゃんとピンチ(笑)。乗り越えたとかでもなく、ヒヤヒヤしました...。初めて胃腸炎になったので、それまであまり胃腸炎のつらさを知らなかったんですけど、人に『この間、胃腸炎になったんだよね』とか言われたら、その痛みがわかるようになって、優しくなれました(笑)」
――最後に、新録版を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします
戸谷「初めての吹替えだったので、どうなってるか、早く僕も完成版を観たいんですが、『ジュラシック・ワールド』自体がめちゃくちゃ面白い作品ですし、僕らもこの吹き替えを経て、すごく良いものが出来上がったと思っています。ぜひ観ていただいて、一緒に『ジュラシック・ワールド』の世界を楽しんでいただけたらと思います」
榊原「吹き替えしてみて、本当に素敵な作品だなと改めて嚙み締めた、そんな収録でした。痺れるぜ、かっこいいぜ、ここ面白いなあ、というシーンがたくさんあったので、いっぱい楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」
取材・文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
ジュラシック・ワールド【ザ・シネマ新録版】
放送日時:2025年2月23日(日)21:00~
チャンネル:ザ・シネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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