――楽しみ方も変わってきたのでしょうか?
「最初は、自分の仕事柄、どうしても『どういうお芝居をしてるんだろう』っていうことに気が向いてたんですけど、だんだん自分がファッションに興味が出てくると、急にお着物のことにグッと気が向くようになりました。結構攻めているんですよ。異素材ミックスみたいな時もあったりして、『え、こんな組み合わせもありなんだ!』みたいな、とてもモダンなことに気が向くようになったり。『そっか、歌舞伎ってまずお衣装が素晴らしいんだ!』ってことを最近はすごく楽しみながら観ています。
あと、『師匠はこう演じていたけれど、今その弟子にあたる方はどう演じるのだろう?』といったところにも注目するようになりました。今年は襲名もありましたし、学校に行きながらゲームもしたいだろうに、たくさんお稽古をしたであろう、今の一番若い世代の歌舞伎役者さんたちの白波も見られたりして。推しポイントが結構いっぱいあるんだってことに気がつきました。これが"沼"なのかな?(笑)」
――まだ観に行ったことがない人からすると、少し敷居が高いイメージがあるかもしれません。これから観てみたいという方に、楽しみ方を布教していただけますか?
「5列目から前で見てくれれば大満足で帰れると思います。なぜかというと、本当に時を経て残る価値のある受け継がれてきたものを今燃やして、舞台上に...言うなれば"社会人"が立っているんですね。こんなエネルギーで働いている人がいるのだということに毎回感動してしまいます。それを見るだけで十分価値があるというか。一流のものってジャンルや言語を飛び越えてくるから、あんまり心配ないんじゃないかと...。もちろん、歴史や物語を分かっているからこそより楽しめるものもあると思いますが、まず圧倒されたらいいと思うんです。一応"イヤホンガイド"というものもあるんですけど、理屈で『なるほど、そういう意味なんだ』って分かるよりも、近くで見て『うわぁ、なんかすごい』っていう子供みたいな楽しみ方が、歌舞伎はできるような気がしています」
――とにかく、ポイントは「前で観てほしい」と
「はい。ちょっとでも興味があるようでしたら、前から5列目までで...!ぜひ、目の中が見える距離で観ていただきたいです!」
(C)ヤマシタトモコ・祥伝社/アニメ「違国日記」製作委員会
文=HOMINIS編集部
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