SNSで話題のオリジナルアニメ「教育番組」が、中編アニメとして新たな展開を迎える。
"存在しない教育番組"という独自のコンセプトで注目を集めてきた本作は、クリエイター・ももにくすによる作品で、2026年2月に東京、3月に大阪でファンイベント「教育番組祭」が開催されることが決定した。 開催を記念した初の中編アニメやショート動画など、さまざまな特別企画が進行中だ。
今回は、ショート動画「タマへの10の質問」撮影後に、パウル役を務める声優・中村カンナにインタビューを敢行。キャラクターへの向き合い方や、中編アニメならではの見どころについて話を聞いた。
――初めに、「教育番組」でタマやパウルといったキャラクターに触れた時の最初の印象を教えてください
「私だけじゃないと思うんですけど、タマに共感できる同世代の人がたくさんいるんじゃないかなと思ったのが第一印象です。私自身も刺さるところがあるし、でもパウルの気持ちも分かるという感じで...。実は私の妹が、どちらかというとかなりタマに似ているんです。私と会話した時に、パウルとタマみたいな空気感になる時があって、パウルのように正論をぶつけて舌打ちされるとか、そんな経験を思い出しました」
――演じていく中で、その印象は変わっていきましたか?
「そうですね。パウルって一見カラッと明るいイメージなんですけど、ふと見せる影の部分がありますよね。やっぱり誰しも、一見明るく見える人でも、何かしら心でもやっとしている部分は必ずあるんだろうなっていうのを、パウルを通して感じました」
――パウルを演じる上で意識されていることはありますか?
「とにかくタマには元気に過ごしてほしいという気持ちが、きっとパウルの中では一番あると思うので、セリフを喋る時には余計な含みを持たせず、ストレートな気持ちをぶつけるという意識があります。また、落ちとなる部分がパウルは多いので、タマに刺されたりする時のリアクションのバリエーションは、パウルの面白いところの見せ所だなと思って頑張った記憶があります」
――今回の「タマに聞く10の質問」の撮影を終えての率直な感想はいかがですか?
「こういった(喋らないキャラクターたちを回す)撮影は初めてだったので、なかなか珍しい経験でした。ちょっと正解が分からないまま終わってしまったというのが、『大丈夫かな......』という率直な感想なんですけど(笑)。面白かったのは『見どころを一言で言うと?』という質問で、タマが『花火』と言っていたところですね。私も同じことを思っていて、そこは共感できました。あれは本当に面白い部分だったので、『そうだよね』と思いながら聞いていました。あと、スカッピーとタマの距離感が面白くて、ちょっと2人には仲良くなってほしいなって思います」
作品情報
「教育番組」公式サイト
https://kyoiku-tv.com/about/
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